実は私…
「卒アルの文集とかめんどくせー…!だいたいみんな高校一緒じゃん…」
「あとコレな。『実は私、○○なんです』的な」
「あー」
「例えば、…実は私、この髪地毛なんです」
「…ウソくせぇ。じゃあ、…実は私、購買には毎日4回以上通ってました、とか?」
「あー、朝と中休みと昼と部活前な。あとは体育の後とか」
「…。…実は私、入学当初真田を保護者だと思いました」
「あれはみんな思うじゃろ」
「だよなー。なら…実は私、年間で5555枚ガム噛んでます!」
「ほー。顎疲れそうじゃね」
「…ウソだから。つか数えた事ないし」
「実は私、柳生と入れ替わって授業に出た事があります」
「えっ、いつ!?」
「なんちゃって」
「………」
「じゃあ、私の本当のカバンの中身、実はコレなんです」
「おぉ!ってすげぇフツー…」
「……」
「あ!…………す」
「…ん?」
「……実は私、仁王雅治くんと付き合ってます」
「!!」
「仁王、大好きだぜ!高校行ってもシクヨロ☆」
――――――
って、卒アルには載せちゃヤバイよな、さっぱり進まねー…。
ピヨッ…。
おわり
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