実は私…


「卒アルの文集とかめんどくせー…!だいたいみんな高校一緒じゃん…」


「あとコレな。『実は私、○○なんです』的な」


「あー」




「例えば、…実は私、この髪地毛なんです」


「…ウソくせぇ。じゃあ、…実は私、購買には毎日4回以上通ってました、とか?」


「あー、朝と中休みと昼と部活前な。あとは体育の後とか」


「…。…実は私、入学当初真田を保護者だと思いました」


「あれはみんな思うじゃろ」


「だよなー。なら…実は私、年間で5555枚ガム噛んでます!」


「ほー。顎疲れそうじゃね」


「…ウソだから。つか数えた事ないし」


「実は私、柳生と入れ替わって授業に出た事があります」


「えっ、いつ!?」


「なんちゃって」


「………」


「じゃあ、私の本当のカバンの中身、実はコレなんです」


「おぉ!ってすげぇフツー…」


「……」


「あ!…………す」


「…ん?」


「……実は私、仁王雅治くんと付き合ってます」


「!!」


「仁王、大好きだぜ!高校行ってもシクヨロ☆」






――――――



って、卒アルには載せちゃヤバイよな、さっぱり進まねー…。

ピヨッ…。






おわり

[ 67/68 ]

[next#]




×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -