■ ▽碧と鍋談義



▼会話文のみ



「冬と言えば鍋、と、カカシさんから聞きましたもので…」

「…成る程な。だから一人用の鍋を幾つも用意して、別々の味を沢山作ったと。」

「はい…あと、意外と作るのも楽しくて…」

「だがこれは、」

「はい…多い、ですよね。鍋、八つ分も…」

「だな」

「すみません、次からは一つに絞って作ります。」

「いや、それはいい。お前が楽しんで作るならいいし、お前の料理は好きだからそこに問題は無い」

「あ、あり、ありがとうございます…!」

「…(芋蔓式にカカシを呼ばなきゃならねェのがムカつくだけで)」

「あ、あの!」

「?」

「出来れば、この中で碧さんの好きな味を、教えてもらえたら…嬉しい、です。」

「…解った」






(ああ本当、この空気の中にカカシ呼びたくねェな)


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リナリアナルトは嫉妬してるのバレたくないタイプです。







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