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「南雲…」

「なんだその辛気くせー顔、腹でも痛ぇのか」

「まあ…そんなところだ」

「はーん」


南雲もまた、わたしの座っているベンチに座った。わたしのとなりにどっかりと。

わたしたちからほど近い場所に、子供たちが砂場で遊んでいる声が聞こえて五月蠅い。
どうして、世界にはこんなにも物があふれかえっているのだろうか。


「とてもじゃないが、ものが多過ぎて消化不良だ。もううんざりだ」

「まぁた、アイスでも食いすぎたんじゃねーの?」


そして、この見当違いなコメントである。


「はやく、この世界とは違う静かな美しい世界に、わたしは行きたい」

「あ?」

「いや、なんでもない」


南雲が眉をよせてわたしをじっと見ている。怒っているような顔で心配するのが彼だ。わたしは、なんともない、と嘘ぶいて、キミの花唇に小さなキスを遣る。


「っ、なんだよ…」


真っ赤になって、わたしの手をはたいた。
はたいたあと、そっと、わたしと彼の小指だけを絡ませるようにして、木のベンチに置いた。
しぃん。不思議と静かになる。
わたし、南雲、木のベンチ。

なんて静かな世界。さっきまであんなに物があふれかえっていたのに、いまこの瞬間の静けさと言ったら、どうだろう。果てしなく穏やかな気持ちになってゆく。















わたしの左手、
南雲の右手。