「ユミはまだ王子様を夢見てるん?」
「わーらーうーな。古いのは自覚してんけど・・・王子様みたいに理想ピッタリな人の方がええやん」
ジュー、とジュースを啜る。
んーりんごジュースはやっぱりおいしいよね。
頬杖を突きながら友達を見れば友達はあきれ返ってた。
何だ、お前はリア充だろうけど私はまだ彼氏とかいらないんだよ?分かる?
「そんな事言ってたら彼氏できへんよー。ほら!どや?財前君とか!かっこええやん!」
「幼馴染だからかっこいいとか思えんわ。それにうちは年上がええ」
「じゃあ白石君は?年上やし、めっちゃ王子様って感じでかっこええでー」
「なんか、うん。確かにアレは王子様やな・・・でも、・・んー隣国の王子様なんよ」
そう言えば意味わからへんって返された。だろうな、私もよく分からなかったし。
ご飯食べ終わってご飯を片してたら行き成り頭をベチンっとたたかれた。
誰や!と思って頭抑えながら振り返れば何時もよりブスッとした光の顔。
「なんや、光やないか。何なん?いきなりたたいてきて」
「I'm not a prince any more than you are a princess.」
「はぁ?」
なんやアイツ?私が英語苦手ってしってやってるんだろうか?
ぷ、プリンセスとアイムノット・・・アニィ?プリンスとかあったけどよくわかんね。
とりあえずいい言葉じゃない事が分かったので一応殴っておいた。
("君がお姫様でないように、僕も王子様じゃない。")
(=(イコール)俺は王子になれへんからユミもお姫様にならんといて)
確かに恋だった様から拝借。
英語構文で5題 から抜粋