嘘、だろ?
俺達が信じてた、事実は
モンブランが美羽をいじめていて、美和がモンブランに怯えている。
なのになんだ?
目の前に移ってるのは、
美羽がモンブランに馬乗りになって、モンブランが美和に怯えている。
じゃあ、俺達がしたことって、まさか。
とんでもない、過ちから生まれた、
無実の罪、だったのかよ?
「宍戸、・・・俺達って」
「、あぁ、ああ、・・宍戸、さん。」
「・・・・あぁ、分かってる。」
モンブランが俺達を裏切ったんじゃない。
裏切ったのは、モンブランを裏切ったのは、俺達だ。
「りょ、う・・?」
「名前で呼ぶんじゃねぇ」
、あ、あぁ、俺は、なんてことを、したんだ。
好きな奴に名前で呼ばれたくて1年間がんばったのに、
なんて下らない事で失ってるんだよ、俺から頼んだのに何で、俺から裏切ってるんだよ。
あぁ、
今の、モンブランの目を見たくない。
俺を恐がるような目で見てほしくない。