「お、はよう」
「何学校にきてんだよ、最低女」
「ブース」
今日も、また氷帝に行けば悪口ばかり、
でももう怖くない。
蓮二がいい事を教えてくれたから。
「モンブラン」
「何・・蓮二君」
「もしも悪口を言われたりしたら、傷つかなくてもいいんだ。
だって、そいつらはお前の大事な人じゃないだろう?・・赤の他人だ。
赤の他人につべこべ言われる筋合いはないだろう。」
「・・そっか、仲間に言われなきゃ、そんなに傷つかなくていいんだよね」
「あぁ、・・・それと俺の事は蓮二だけでいい、呼び捨てでかまわないからな。」
精市と赤也だけじゃずるいからな。
と言い残した後返事も聞かずにどこかにいってしまった。
最初は困ったけど、この言葉のお陰でずいぶんと心は楽になった。
蓮二様々だね。ありがとう
この学校には何処にもいない蓮二に心からお礼を言った。勿論心で。
蓮二の事を思い出して少しうれしくなっていた所だったのに
私の事を嵌めた人と出会ってしまった。
「あら、モンブランサン、御機嫌よう」
「美羽、ちゃん。」
あぁ、せっかく蓮二君たちの事で心が和んでたのに。