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「泣き止んだ?」

「はい・・・」


あの後、私に学ランをかぶせてバイクに乗せてくれた雲雀さんは
以外と優しいんだと思う。
泣き止んだ私を見てそう、と微笑んで頭を一撫でしてくれたら
どこかに電話をし始めた。


「・・・あ、阿良々木暦?たぶん僕の所に怪異がいるんだけど・・・うん、
 は?知らないよ。・・・それならいいよ、うん、・・・分かったよ、すぐ行く」

「えぁ、の・・」

「何ボサッとしてるの、いくよ」


電話が終わったら座ってコンポタージュを飲んでる私の腕をつかんで
またバイクに乗る。

え、ちょっと待ってください。そのバイク時速何キロで走ってますか?
ちょ、私絶叫マシン嫌いなんですよ?
え、あ・・・エンジンかけないで、・・!い、いやああああっ

なんてココロの中でしかいえなくて、雲雀さんにぎゅう、としがみつくことしかできなかった。



「・・・、離してくれる?」

「む、無理です・・!こ、腰が抜けました・・!」



その結果腰が抜けて雲雀さんに運んでもらうことになりました。

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