短編
※…背後注意
◎…その他

水では落ちない




「…疲れた。」

「お疲れ様でございました。」



今日は色んな方を招いての晩餐会。
色んな方々との話しは正直疲れる。



「…何だ。」



セバスチャンがシエルの手を掴み、じっと見る。



「…今日いらしていた女性にかなりキスされていましたよね?」

「ただの挨拶だ。」

「本当ですか?」

「どういう意味だ?他にどんな解釈ができる?」

「loveという意味」



セバスチャンは真顔で即答した。



「馬鹿か、お前は。」

「お湯では洗いきれません。私が消毒いたします。」



セバスチャンはシエルの手を口元に運び、手の甲を舐め始める。
シエルはそのくすぐったさを堪えていた。



「…ふっ、…ぅ。」

「何か苛立ちが。ココもしておきます。」
「…んぅっ!?…んーっ」



触れるキスだけではなく、舌を絡ませてきた。












「…なっ…長い…んだよ…っ!息、出来ないだろ!!!」

「舌がですか?」「キスの時間が、だ!!」

「長いほうが、坊ちゃん喜ぶではありませんか?」

「…僕がいつ喜んだんだ!」

「貴方の場合、身体はいつでも素直ですよ?」

「…ふ、ふざけるな!!!」





シエルの顔は真っ赤で…
身体はセバスチャンを求めていた。





=END=
2011.1.9

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