短編![](//img.mobilerz.net/sozai/1174_b.gif)
※…背後注意
◎…その他
水では落ちない
「…疲れた。」
「お疲れ様でございました。」
今日は色んな方を招いての晩餐会。
色んな方々との話しは正直疲れる。
「…何だ。」
セバスチャンがシエルの手を掴み、じっと見る。
「…今日いらしていた女性にかなりキスされていましたよね?」
「ただの挨拶だ。」
「本当ですか?」
「どういう意味だ?他にどんな解釈ができる?」
「loveという意味」
セバスチャンは真顔で即答した。
「馬鹿か、お前は。」
「お湯では洗いきれません。私が消毒いたします。」
セバスチャンはシエルの手を口元に運び、手の甲を舐め始める。
シエルはそのくすぐったさを堪えていた。
「…ふっ、…ぅ。」
「何か苛立ちが。ココもしておきます。」
「…んぅっ!?…んーっ」
触れるキスだけではなく、舌を絡ませてきた。
「…なっ…長い…んだよ…っ!息、出来ないだろ!!!」
「舌がですか?」「キスの時間が、だ!!」
「長いほうが、坊ちゃん喜ぶではありませんか?」
「…僕がいつ喜んだんだ!」
「貴方の場合、身体はいつでも素直ですよ?」
「…ふ、ふざけるな!!!」
シエルの顔は真っ赤で…
身体はセバスチャンを求めていた。
=END=
2011.1.9
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