短編
※…背後注意
◎…その他

欲望に勝るものは





「坊ちゃん。…聞いておられますか?坊ちゃん!」



ファントムハイヴの主であるシエルは、午後一で新しいゲームをしていた。



「…今忙しいんだ。見て分からないのか?



ゲームを片手に、彼の執事である、セバスチャン・ミカエリスに言う。



「…坊ちゃん、ゲームに没頭するのはいいですが、勉強のこともお考えください。」
「…今日は、いい。」

「駄目です。明日からは舞踏会の準備で忙しくなります。」



セバスチャンに言われたシエルは、浮かない表情をしていた。



「…分かりました、では、」



…ガシッ



「…他に何かございますか?」

シエルがセバスチャンの腕を掴んだまま、離さない。


「…シろ。」

「はい?白?」

「こ…こで、シろ。」




気づけばシエルの顔が真っ赤だった。


「…命令だ。」

「…これはなんとも、逆らいたくないご命令ですね?どうかなさいましたか?」

「五月蝿い。」





ベッドにシエルを押し倒す。「…ッ!」


舌を使い、シエルの口の中を隅々まで探る。
熱い、熱い声が漏れだす。



「く、苦しッ…」

「こんなキスが苦しいのですか?」



言った途端に激しくなる。
息が余計出来ず、離そうとするがセバスチャンの大きい手が離そうとしない。



「あっ…嫌…だっ」



シャツの中に手が入ってきた。手が冷たいのと、触られた所がくすぐったくて…



「嗚呼…こんなにも固くなされて…こんなもので感じてるんですか?」



シエルの秘部に手をあてる。



「…こんなにも濡らして、私のが欲しくなりましたか?」

「…そんな訳ない、うッ」

「…素直になるのが一番ですよ?私のもだんだん成長しているんですから…?」



セバスチャンのスボンを見るだけで分かり、あえて視線をそらした。



「…そろそろよろしいですか?」

「…」




セバスチャンのモノがシエルに入ってきた。大きすぎて、秘部が赤くなってきた。



「い…痛!…なんだっ…これ!」

「…後に慣れてきますよ。痛みより快感がきますから。」





そう言いながら、セバスチャンは動きを止めなかった。
奥の奥まで、迫りくるこの熱さに、いつの間にか僕はイッていた。



「…はぁはぁっ」

もっと…もっと。



=END=

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