短編![](//img.mobilerz.net/sozai/1174_b.gif)
※…背後注意
◎…その他
V
身体がセバスチャンに支配されていく。
快楽に溺れ、抵抗の力さえ奪う。
「…くッ、あぁっ…セバ…スチャ…ン!」
―溺れる
「…このチョコレートはデザートを作るのに役立つと思ったんだ。」
シエルの言い訳。
自分がこういう使い方をすることを狙い、誘った訳ではないことを証明していた。
「…どうでしょう?」
「どうでしょうではない!…嘘ではない。誘ったのはお前のほうだ、セバスチャン。」
「…どうも誘った覚えがないのですが。…まぁいいでしょう。痛くはありませんか?」
セバスチャンが微笑む。
痛くない訳がない。あんなに激しくされ、何度も繰り返されたのだからっ…
「…。」
「明日は1日休日ですから、問題ありませんよ。」
「問題大有りだ!どうしてくれるんだ!!違和感に異物感がとれないんだぞ!!!」
シエルは泣き顔になっていた。
もう少しで涙が出るほど、涙腺が緩んでいる。
「坊ちゃん、下だけではなく涙腺まで緩んでいるのですか?なんとも嫌らしい身体ですね?」
「ふざけるな!他人事みたいに言うな!!!」
「…可愛いと言っているんですよ?そんな身も全て愛してますから。」
そんな直球がくるとは思わなかったので、シエルはビックリしながら顔を赤くした。
「嗚呼…そう思っているのは私だけなのですかね?」
セバスチャンが問い掛ける。
決まっている。僕だって…
「……好きに決まっているだろ…う。」
しれっとした顔をしたつもりのシエルだったが、顔は真っ赤で照れ顔になっていた。
Merry Christmas!
素直になる魔法。
=END=
2010.12.25
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