短編
※…背後注意
◎…その他

U





なんだこの液体は…甘い?辛い苦い?変な味しかしない。



「坊ちゃん…美味しいですか?」

「ぷはっ、美味い訳ないだろう!!なんなんだこれは!!いきなり口塞いだと思ったら変な液体流し込ん…」




…身体が熱い。
なんでだ?




「これ…瓶になんて書いてあるか分かりますか?」



セバスチャンに言われ、読んでみる。
“love drug”
…何故見逃していたんだ。
こんなに分かりやすく書いてあったのに。


小瓶のラベルには英語で媚薬と書かれていた。





「…貴様ッ」

「坊ちゃんからのX'masプレゼントは何ですか?」




(そこでどうしてこの話に戻るんだ!!!)
そう思ったシエルだった。




「…はぁ、チ…レ…ートっう゛」

「チョコレートですか。いったいどうやって使うのですかね?」



セバスチャンがシエルのシャツを脱がしていく。シエルの白い肌が剥き出しになった。
チョコレートの瓶をあけ、手でとるとシエルの肌につけはじめた。


「…こうですかね?」


「…!うぁっ」




セバスチャンの舌が自分についたチョコレートを舐めあげる。
薬のせいで敏感になった肌に触れられるたびに、声が漏れてしまう。




「…嗚呼。ヤる気満々だったんですか?」

「…あ゛っ、使用方法が違…ッ!」






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