短編
※…背後注意
◎…その他

X'masプレゼント交換



英国にもクリスマスは来る。
そして、ファントムハイヴ家にも…




「これ…X'masケーキか?」



シエルが夕食を食べるためにダイニングに降りていくと、大きなX'masツリーが飾られていた。しかし、それはケーキだった。



「坊ちゃんはこれくらい大きくないと駄目なのでしょう?」





クリスマスはケーキだろ
なんて考えが浮かぶ。いつものデザートよりもかなり大きいケーキが…いや、大きすぎるケーキだ。



「坊ちゃん、今日はX'masですよ!!」




そんなこと知っている。
微笑み、僕を見る。
期待ありげな目をして…



「X'masプレゼント…ある、と言ったら笑うか?」

「そんなことないですよ?むしろ嬉しいですね。」



余裕でそんなこと言うお前がムカつく。なんて言えない…
というか、何故か今日素直な気がする…自分が。
X'masという日だからなのか…?




「坊ちゃん…X'masプレゼントをくださるのはよろしいですが、“この僕自身がプレゼント”とかやめてくださいよ?」

「馬鹿か!…まぁ無いわけではない。」





「…それは楽しみですね。まさか私に“Santa claus”というものが来て、プレゼントをいただけるなんて。」



セバスチャンは嬉しそうだった。

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