短編
※…背後注意
◎…その他

T


                                                         セバスチャンの冷たい手がいきなり肌に触れたので、僕は驚いた。



「あ……いゃ…ぅっ…」

「坊ちゃんのソコは敏感ですね…?溜まっていたんですか?」

「そんなの無…っ!」





いつの間にか手は下に向かい、一番敏感な部分に触れ、僕の中に吸い込まれていく。
セバスチャンの長い指が内側から甘い痛みと快感を与え、声が出てしまう…

やられっぱなしは嫌だ。
せめて声を出さなければ…




「…んぅ…ハァッ……ややだ…も…」

「そんな可愛げのある声が出せるなんて…愛らしいですね?もっと出して構いませんよ?」




セバスチャンはサッと指を抜き、僕の蕾に彼自身を入れた。
あまりに唐突だったので、体の反応と共に押さえ込んでいた声まで出てしまった。




「いッ…痛い、くっ…」



グヂュクヂュと音を立てていたソコから生暖かいものが流れ出ていた。
さらに音が増す。



「…出てしまいましたね、坊ちゃんの中が一番いい…」

「んぅ…うっぁ………」




速度はますます上がり、僕は先にイッてしまった。








「…最悪な罰だな。」

「…坊ちゃんにとって罰でしたか?それにしても先ほどの坊ちゃんは、いつになく幸せな顔をしていらしたと…」

「…う、うるさい!!…今度こそ、寝る。」




僕はベッドに潜り込んだ。




「…坊ちゃん、今日のような罰…が受けたいようでしたら、いつでも夜更かしなさってくださいね?朝までお付き合いいたしますから。」

「ふ、ふざけるな!!!」





顔が真っ赤になる坊ちゃんだった。



=END=
2010.12.07

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