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9 向日葵とはぐれた日




悲しくないわけが、ありません。ジェームズ、私の、初めての友人、親友、恩人。私の陳腐なボキャブラリーじゃ言い表せないほど、感謝しているのです。リリーだって、、私の初めての、女の子の親友で………嘘だ、って、言って、ほしい。ハロウィーンの悪戯かなにかだと。でも、シリウスやジェームズが、こんな質の悪い悪戯なんて、するわけがないから。
私の目から、涙がとめどなく流れてきて、今度は私が頭を撫でられる番でした。

リーマスに、シリウスがジェームズたちを裏切ってピーターを殺し、魔法使いの牢獄に閉じ込められたと聞かされました。
私は学校に行ったことはないし、頭なんて良くないけれど、なんとなく、理解できました。シリウスがジェームズたちを裏切るわけがありません。そして、私がシリウスを信じないわけもありません。
シリウスは私を愛してくれたのと同じくらいにジェームズとリリーとハリーを愛していたのを、この3年間で感じました。
ピーターや、罪もないマグルを殺した?シリウスが?そんなことがあるわけない。だってシリウスは、私に、人を殺さないと誓ったから。
少なくとも、罪もないマグルを殺すことはありえない。だとしたら、ピーターが何かをしたということになるこれど。
でも、根拠もなにもないので、私はリーマスに何も言えませんでした。









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