モルドー帝国


先日、運悪く遭遇したオロチによって破損した船の修理に立ち寄った。

壊れた船で長く航海するのは危険と、最も近いこの国に停泊することになった。
海軍のお膝元であるこの帝国に停泊するのはいささか気が引けたが、その反面多国籍国家てして様々な人種が入り交じる中では『海賊』としての身分を隠すには丁度よかった。


しかしいくら目立たないと言っても騒動を起こしては見つかる事必至。


『街中で騒がない事』

これが船長からの絶対命令だった。

《序章》







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