遠い記憶の中に、笑う君がいた

探せど、探せど、思い出が見つからなくて

思わず、立ちすくんだ

君がいないんだ、僕の心、思い出の中に

ねえ、ねえ、ねえ、

どこ行っちゃったの

笑う君も泣く君も怒る君も

全部全部どっかいっちゃって、身体の力が抜けた

淋しいよ、悲しいよ、苦しいよ

なんで人はこんなにも容易く思い出を忘れてしまうの

古いアルバムをまるでゴミのように

ごみ箱にポイしちゃうの

君の笑い顔も泣き顔も怒り顔も、全部、

忘れないように焼き付けておいたのに

あっけなく、人というものはあっけなく、

全てを忘れてしまう

もうどうせならいっそ、

僕自身も忘れてしまいたい






煮るなり焼くなり好きにして。
素材は使えません。

PhotoThanks!
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