真っ白のワンピースを身に纏って、少し寒そうに落ち葉を踏みつける彼女の背中に向かって、「君は白が似合うね」と呟いたら、彼女は振り返って僕を見た。「あなたは黒が似合うわ」僕の真っ黒いマフラーを引っ張って笑う。化粧で隠した素肌に触れたい。ファンデーションの上から触れた彼女の頬は思っていたより柔らかくて暖かかった。「明日は何処へ行きましょうか」君は笑った。「何処へも行きたくないなぁ」僕も笑う。「じゃあ、明日はお家でゆっくりしましょう。私、ケーキを焼くわ」「有難う、でも僕は甘い物が嫌いなんだ」









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