たった1枚。隔てただけなのに。光を放つ向こう側へは触れられない。なんでこんなにも遠いんだろう。いつも近くにいるのに?スピーカーから流れる声は心地が良くて、目を閉じれば本当に近くにいるかのような錯覚に陥る。最早何が現実なのかも分からない。私は相当重症らしい。愛してるってたった一言、その口から私だけに言って貰いたいだけなの。そんなに無茶な事かしら。「あいしてるよ」小さく呟いてみても誰も受け取ってはくれない。叶わなくてもいいわ、本当に愛しているの、あなたの事。いつもありがとうダーリン 「#エロ」のBL小説を読むBL小説 BLove - ナノ -