どうしようどうしよう鬼男くんの馬鹿どうしよう!可愛いあの子(名前ちゃん)は後輩で同じ学校で鬼男くんのクラスメイトで俺は変態でストーカー?訳の分からない状況に全力で戸惑っていると、名前ちゃんはここじゃアレなんで、と俺の手を引いて屋上に向かった。
「同じ学校だったんですね」
「…」
「てゆうか先輩だったんですね」
「…」
頭の中整理することも出来なくてパニックなうな俺に名前ちゃんは苦笑した。その顔を見たら酷く苛々して、でも制服姿も可愛いなぁなんて思ったりして頭の中ぐしゃぐしゃで、もう。
「好きです」
「…、」
「ストーカーでも変態でも、また振られても、名前ちゃんが好きです」
***
この人本当懲りないなあって、何処かで馬鹿にしながらも、いつも座る窓際の席が空いていると寂しく思った。何となくいつもこの人の事考えちゃってて、女誑しのあの先輩とよく似ているなあなんて、妹子ちゃんと話しながら思った。ブラックの珈琲、飲めないこの人の頬は真っ赤になっていて、この人の何処が女誑しなんだろうとぼーっと考えた。
「ブラック、」
「飲めるようになって、気が変わらなかったら私から告白します」
何を言っているんだろう私。これじゃあ彼が好きみたいじゃないか。
「女遊びしたら出禁にしますから」
まあ、何と言うか。ホットケーキ作ってお待ちしています。閻魔さん。
喫茶店の彼女
ほんとにおわり。