タイトルが長い。
突き詰めていくと、私は白石を自覚のないナルシストっていうことにしたいんでしょうか。
いや、違う。はず。


白石は自分の顔が周囲(の主に女子)にとてもよくウケることに対して自覚はあると思うんですが、それでもやっぱり15年間見慣れてきた自分の顔は何度まじまじと鏡とにらめっこをしたところで、やっぱり「俺の顔やなぁ」としか思えず、具体的に何が良いのかは相変わらずさっぱりなのだけれど、まぁ『こういう顔が女受けする=格好ええらしい』という程度の認識は芽生えていると思うのです。

一方でこちらは確実に自信があるであろうと思われる白石渾身のギャグに関しては、言うてもだだ滑りやん?みたいな。
白石自身は、言うたびに「最高のネタや!こんなん思いつく俺サイコー!大ウケ確実やろこれはっ!」っていうくらいきっと自信に満ち溢れている筈なんですが、これに対しての周囲の反応は非常に冷たく、普段は「白石くんかっこいー!」って散々もてはやす女の子たちでさえ白石渾身のギャグに対しては「あは、あはは、おもろい、白石君。めっちゃおもろいわそれ」絶対に面白いと思ってねぇだろっていう顔で完全に空笑い。

このふたつ反応のギャップから、白石は【ギャグが受けない=格好良すぎることが仇となって面白いのに笑うに笑えない】っていう、完全に責任転嫁する方式が導き出す。日も、遠くないかもしれないなと、思ったんですごめん。

白石のギャグを恐ろしく寒いと思っているのは私だけで、ひょっとしたら世間一般では白石はテニスと顔だけのみならずギャグにまで一切の無駄がない!って思われているかもしれないので、そうだとしたらすいません。でも私は、白石のギャグを聞くと、背筋がぞわわと寒くなって、な、なんでそんな事面白くな……滑りそうなこと堂々と言えちゃうの?大丈夫なの白石くん?って心配になります。
顔とテニスのみならず、笑いにまで貪欲な白石くんは、か、かっこいいよね?そういうことなのよね?

考え出したら訳がわからなくなったのでおしまい。




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