危害範囲∞

「武ちゃんせんせー」
「佐原さん?どうしたの?」
「はいこれあげるー」
「え?あ、ありがとう…?」
「いいっていいってー私と武ちゃん先生の仲じゃないっすかー」
「えと…これは……」
「本日の主役たすきだよ」
「いや、それは分かるけど」
「偶には顧問が主役になったっていいと思うんだよねー。これで一気に目立てるよやったね武ちゃん!」
「あはは」
「さあ付けて!今付けて!そして校内を練り歩こう!」
「えええええええ!?いやそれは…」
「いやあ折角プレゼントしたげたんだからね?付けるべきだよね?そしてあわよくば写メ…ゲフンゲフン」
「……」
「ちょ、そんな目で見ないでよー。あっ、そだ遅くなっちゃったけどお誕生日おめでとー」
「ああ、それでプレゼントだったんだね」
「そゆことー」
「態々ありがとう」
「いえいえ、あとねー武ちゃん気にしてるかもだけど眼鏡似合ってると思うよー」
「えっ、そうですか?」
「うん、確かにダサいけど」
「えっ」
「でも可愛いと思うよー。似合ってるからだいじょぶだいじょぶー」
「それはフォローのつもり…?」
「私はフォロー出来ないしないするつもりもないということに定評がある女ですよ?」
「そうなんだ……」
「そうだよー。そういうのは澤村とかスガちゃんの役目だよー」
「まあ…そうだね……」
「でさあ、武ちゃん先生?」
「うん?」
「たすき、付けるよね?」


武ちゃんの眼鏡可愛いと思うの
武ちゃん応援し隊


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