さて。
クリスマスとは、一体どういったものでしょうか。

私も教団に属するものなので、毎年それなりに催し物に加担してはいますが。
それだけなので、クリスマスといえば仕事、みたいな認識なのです。
だから。

「ああいった風景を見ると、思わず爆発しろって思いますよね」
「同感だ」

雪を踏みしめ、かまくらの影から公園を睨みつけるルーク。プラス私。
私の名誉のために言いますが、部屋で休んでいたところを引っ張りだされたのです。
私は悪くねえ。とでも言いましょうか。

場所は銀世界、ケテルブルク。

その中央公園にあるかまくらに隠れた私達が見つめているのは、他でもない。
公園の中で逢瀬を楽しんでいる(ように見える)、
我が上司アッシュとその許婚…許婚?、ナタリア王女なのでありました。




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