SS部屋 | ナノ
※静帝

2011/01/08 08:45

静雄さんが夜に帝人に襲いにくる話


 小さな身体をかたかたと震わせながら押し入れに篭る。布団のさらに奥に三角座りをしている。
 ガタン、と扉が開く音に、帝人は身体を過剰に跳ねさせた。そして、息を潜める。
 ぺたぺたという足音に、自分の存在がばれないように祈る。
 突然、音がしなくなる。
 もしかして、今夜は諦めて帰ってくれたのかと小さく息を吐く。だが、押し入れの障子は突然横に開いた。人工的な光が布団の山の向こうから差し込む。
 布団が掻き出され、帝人は人工的な光に反射してきらきらと光る金髪が視界に入る。元々青かった顔にさらに青みが増した。
「よお、竜ヶ峰。こんなとこに隠れてたのか」
「あ…ぅ…」
 静雄はにやりと笑みを浮かべると、帝人の身体を簡単に押し倒した。押し入れの中なので、狭い。逃げようと抵抗するが、壁に腕や脚をぶつけるだけだった。
「い…やです、やめてください!」
「あ?今に始まったことじゃねえだろうが」
 性急にナカへと指を突っ込まれる。本来なら排除しようとする動きが働くはずなのに、今は寧ろ身体がそれを欲しているようにうごめく。
 これも、毎晩のように静雄に慣らされたせいだ。
 静雄は普段、街ですれ違っても何のアクションも起こさない。あくまで他人を装う。だが、夜になると突然家に押しかけ襲ってくるのだ。
 元々静雄と帝人はそんなに親しい仲でもなかった。ただの友達の友達という関係だ。なのに、静雄は突然帝人を襲い出した。
 最初はその恐怖故、正臣の家に避難していたのだが、学校帰りの帝人を捕まえ、外で無理矢理何度も犯されてから変に逃げるのをやめた。
 だが、それを素直に受け入れるのも嫌で、こうやって狭い家に隠れる。静雄は毎回帝人を捜すのは楽しそうだ。
 指を引き抜き、帝人の脚を持ち上げる。乗り掛かろうとして、静雄は頭をゴンッとぶつけた。
 帝人は静雄の安否より、押し入れの壁が心配になった。ただでさえ古い部屋なのに、静雄の石頭とぶつかったら凹むかもしれない。現にミシッという音がした。
 静雄は舌打ちをしながらも、秘部に自身を押し付ける。その圧迫感は指なんかでは較べものにならない。
 満足げに息を吐く静雄をキッと睨みつけ、口づけようと顔を近づけた静雄に頭突きを喰らわせてやった。
 自分でやっておきながら、帝人の頭は振動でくらくらとする。静雄は大して痛みは感じていないようで、赤くなった帝人の額をそっと撫でた。
「大丈夫か?」
 ぷいっと顔を背ければ、静雄は愉快そうにクックッと笑い、腰を動かし始める。目を閉じて帝人の感触を楽しむ静雄に、帝人は心の中で罵倒を繰り返した。
 段々、思考も快感に蕩け、息をするのも困難になる。喘ぎ声を我慢せずに吐き出すのは、声を止めれば喉を絞められるからだ。達するのとともに、まさしく昇天しそうになる。
「出す、ぞ…」
「ぁっ…、」
 奥にビュクビュクと勢いよく精液がぶちまけられる。広がる生暖かい感覚に、帝人もふるりと身を震わせ熱を吐き出した。静雄は横に置いておいたタオルを取り、帝人の自身を包んでそれに精液を染み込ませた。
 静雄は達しても尚、帝人のナカを楽しむように居座り続ける。
「…は」
 ゆっくりと自身を抜く。精液が床に零れないよう帝人の精液が含んだタオルを宛てていた。畳や床を汚さないようにしてくれているようだ。
 静雄は変なところで気がきいている。こんなことをするくらいなら、犯さなければいいのに、と慣れてしまったせいで妙に冷静な頭で考える。
 ナカを掻き回し、ひとしきり静雄の精液を掻き出す。二人の精液をたっぷりと含み、雄の臭いを放つタオルをビニール袋に入れる。そのまま捨てるらしい。
 帝人の身体を押し入れの中から引きずり出し、服装の乱れを直すと静雄は立ち上がる。
「じゃあな」
 わしゃわしゃと疲れきった帝人の頭を乱暴に撫で、笑みを浮かべる。先程まで帝人を犯していた人物とはまるで別人だ。
 用は終わったと言わんばかりに去って行く静雄に、べたついた身体をなんとかするために銭湯へ行こうとするが、腰に激痛が走り、再度床に尻をつくことになった。


友達に条件として静帝の裏をこれを合わせて三つ、三月までに書かなきゃいけないんだ…


奈倉様
いつもコメントありがとうございますー
奈倉様は常連さんなので覚えましたww
私も帝人が弄られ啼かされが好きです←
無理矢理であろうと同意であろうともうぐちゃぐちゃにされれば、と!
私も最近病んできました…
帝人のうへへな妄想ばかりしていま…(ry


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