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臨帝で学パロ5

2010/12/19 17:58

 もうすぐ定期テストということもあり、臨也は勉強道具を片手に帝人宅へと訪れた。
 帝人はこういうことはちゃんとしてるので、テスト前に遊びに来たら怒られたのだ。勉強道具持参なら怒られないし、勉強も教えてくれる。
 特に勉強しなくても点数は取れるのだが、問題に正解したときの帝人の笑顔が好きだ。「偉いね」と褒められるのは嬉しい。他の人間に褒められても嬉しくなんてないのに、帝人には別だ。
「帝人さんって勉強教えるの上手いよね。なんで体育にしたの?」
「んー、秘密」
「いいじゃん、教えてよ」
「だめ。ほら、問題解くよ」
「ケチ」
 ぽいっと鉛筆を放り投げると、帝人は溜息を吐き、紅茶を一口飲む。ちらりと帝人を見れば、帝人はその視線に気付き、再度溜息を吐いた。
「…じゃあ、学年で一番取れたら教えたげる」
「絶対だよ、約束ね」
「一番取れたらね」
 帝人は知らないようだが、臨也は大体学年で十番以内には入っている。勉強をしなくてそれなので、本気で勉強をすれば、一番を取るだなんて難しいことじゃないだろう。
「覚悟しといてね、帝人さん」
「はいはい。じゃあ次の問題ね」
 ふふっと小さく笑みを浮かべ、問題を見るフリをして帝人の顔に近づける。帝人はやっとやる気になってくれたとしか思っていないのだが。
「ねえ、帝人さん。俺、本気で帝人さんのこと好きだからね」
「?うん。僕も好きだよ」
 首を傾げる帝人に、臨也は鈍感だなあと自分の紅茶を飲んだ。



最近書く量を減らしてます
といってもこっちに載せてないだけで書き貯めてるのが大量にあるんですけど
今は一週間で静雄さんがどれだけ帝人を調教できるかという話を書いてます←
が、二日目で挫折してます


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