アンケの静帝のロボット帝人のやつ
2010/10/29 22:03
「早く見つけろ!逃げたのがばれたら俺達全員クビだぞ!」
幾人もの人の足音が夜の街に溢れる。その中で一人異端がいた。
ドラム缶の中で小さく縮こまっている少年、いや、少年の形を模したアンドロイド。
彼は情報操作を得意としていて、ある一つの企業に売られた。
このご時世、アンドロイドなんて普通存在していない。危険だと判断され、少年は処分される予定だった。
だが、彼は今こうして存在している。
彼は作り主の悪戯心で人工知能をいれられたことにより、一定の判断ができる。何も知らずに接していれば本物の人間のように見えるだろう。
その人工知能が危険を察し、逃亡に走らせたのだ。
彼は情報操作、即ち機械を操れる。セキュリティを突破するなんて簡単なものだ。
といっても力は普通の人間と変わらず、捕まったらどうすることもできない。
路地裏で走り回る男達の足音が止むまでこのドラム缶の中に隠れることにしたのだ。
だが、その足音も段々と近づいてくる。
不意に、身体が倒れた。否、倒された。ドラム缶が蹴り倒されたのだ。
それとともに彼の身体がドラム缶から弾き出される。
「此処に隠れてたのか」
「…ッ」
逃げだそうとしたところで左足首を銃で撃たれる。血に似た赤い液体が飛び散る。少年は動かなくなった左足を引きずりながら尚逃げようとする。
「おいおい、餓鬼を虐めてるみたいであんまり気持ちいいもんじゃねえんだよ」
銃声に他のスーツを着た男が集まってくる。
――ッここまで、か…。もっと、生きてみたかった…。
少年が目をうっすらと閉じると、背後から自販機が飛び、男達の一部に激突する。
「―…え?」
少年が特有の甲高い声で戸惑いの声を発する。そして、その背後から怒りに堪えるような声が聞こえる。
「いい年したおっさん共が、寄ってかかって何餓鬼を虐めてんだ?ああ?」
少年が後ろを振り向けば金色が見えた。スーツを着た男達は、その青年を見た途端顔色を変えた。
「やべえ、平和島静雄だ!」
逃げ去って行く男達を少年は茫然と見つめる。
「おい」
「は…はい」
「…脚、怪我してるな」
ひょい、と身体が持ち上げられる。暴れようとしたが、男の異常な程の力に抵抗は意味をなさなかった。
「あの、どこへ…」
「俺の家だ。掠ってるだけみたいだが、消毒してやる」
少年を模した彼の身体は壊れたとしてもすぐに治る。核となるチップが破壊されない限り、彼は不死身なのだ。
飽きた←
ノリで考えた静雄と臨也がアンドロイドネタのが書くの楽しいのでパソコンができたらアンケートいじります
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