姑獲鳥考察 …夜中の十一時ぐらいにまるで何かに取り憑かれでもしたような顔でふらっと寮に戻ると、それから半月の間、部屋に閉じ籠ったまま誰とも口を利かなかったんだぜ。飯も食わないから、僕と榎木津が心配して毎日食い物を差し入れてやったんだ。代返もしてやったじゃないか。よもや忘れたとはいわせない」 姑獲鳥の夏 文庫版 P309より一部抜粋 ここから考えるに寮暮らしは確実、一人部屋の可能性あり、同室かはわからないが中禅寺と関口は同じ組 あとこの後の 「嫌だなあ。ちゃんと伝えたぜ」京極堂はじらすように目を細めた。「意地悪をいうな。何といったんだ?」 のくだりが好き 学生時代から関口君は京極堂に借りがある 一生かかっても返しきれない借りだから、君は一生僕の傍にいなきゃいけないんだぜ。関口君。(プロポーズ) [*前] | [次#] ← |