| 真実はディナーのあとで レクター博士の如く関口くんに手料理を振る舞い続けて最後の晩餐は京極堂で締めたい 関口くんを京極堂に振る舞うのと京極堂を関口くんに饗するのとではどっちが愉しいかってことなんだけど関口くんは最後壊れてしまえばおしまいっていう自衛機構持ってるし真相を明かして反応を見るのに愉しいのは断然京極堂なんだよな……関口くんは前菜なのだよ 関口くんは「それを食べた」って事実に反応しそうだけど、京極堂はそれが誰だったかで反応が変わる気がする。薄情なんじゃなくて犠牲者に対して哀れみの気持ちはあるけど、近親者や知人でなくて良かったって安心する人間らしい反応。 だから関口くんには真偽はともかく「それは人の肉ですよ」って囁くだけでいい。自分の中で反芻して膨らませて勝手に壊れていってくれる。対して京極堂は言葉より実際に見せた方が早いし、苦痛に呻く姿が罪悪感を倍率ドン☆するから目の前で調理して見せる。できるだけ苦しむ方法で生かしたまま。 京関二人揃って招待したり、一人ずつだったり、堂島大佐を招いたりしてディナーを共にしたい。大佐はお気に召していただけると思うわ……榎さんは二人に。京極堂には雪絵さんを、千鶴子さんは関口くんに。茜さんも二人に。そして関口くんを京極堂に。 三馬鹿を養分にして育った野菜のサラダ……最後は食材のリストを京極堂にご提供するのだ…… [＊前] | [次＃] ← |