| 欠損＋退行＋記憶喪失は最高のコンボだと思ってるから、手足切られてショックで中学生くらいまで記憶が戻った関口君が教師してた京極堂を父親と誤認して中禅寺家の息子みたいになってるの天使かと思うわ 「榎さん、何度も言わせないでくださいって言ってるでしょう。もっと静かに開けてください。襖が傷む。巽も驚くじゃないですか。ほら、巽、こっちに来なさい」 「はい、父さま」 「……いつ見ても気持ち悪いな、その関くん」 「慣れれば可愛いものですよ」 「……慣れちゃったわけだ。お前は」 「ええ、不本意ながら」 「ぬかせ。役得だとか思ってるくせに」 「不本意ですよ。こんな形で僕の悲願は遂げられてしまった。許されるなら――すべて僕の手でやりたかった。僕ならもっと巧くやれた」 「そうならなくて良かったよ」 巽くんは自力移動できないからお父さんが「おいで」っていうのは「私の膝の上に座らせるからこっちを向きなさい」の意味 中学生までの記憶はあるから学校でいじめられたとか覚えてるし母親＝怖い人っていう認識 千鶴子さんを母親らしいと認識してるから近くに寄ると萎縮する 優しすぎて戸惑う 京極堂が狂ってて榎さんにドン引きされてる感じうまい どんどん狂え、関口君を巻き込んでな 食事は中禅寺さんの膝に乗せてもらって食べさせてもらうわけだよ……四肢切断の醍醐味の一つでもあるよな…… 今気づいたけどこれ擬似インセスト・タブーなんだけど、つまり……義親子もの？ さ、さすがに外側は三十路もすぎたおっさんとは言え中身が中学生じゃ虐待になっちゃうから…… 昨夜から巽くんの「父さま」呼びの破壊力にただただ感服している。〜しなさいって言ったら「はい、父さま」って応えるんだぜ？！ 天使か？！ いやむしろ……神子か……神の子か……眠気眼で「あきひことうさま」とか言われてみろ！ 死ぬぞ！！！ 榎さんを「榎木津おじさま」、旦那を「木場のおじさま」、敦子ちゃんを「敦子姉さま」、雪絵さんを「雪絵姉さま」、三馬鹿は近所のお兄さん括りで「もり兄さま」「文兄さま」「龍兄さま」って呼ぶ巽くん いろんな意味でヤバい、三馬鹿の気不味さがマッハ そして名前で呼ばれなくてむくれる榎さん 名前で呼ばないのは父さまの躾です……あと「父さま」「母さま」「姉さま」「兄さま」とかのこの育ちの良さが萌える。年上には無条件敬語とか。いや、良家の出って意味じゃなくて母親の躾の厳しさって意味で。甘え下手だったり箸の持ち方が綺麗だったりそういうところ 巽くんを風呂に入れているときに対面座位でうっかり欲情しちゃって湯に浸かって首筋にちゅっちゅしてたら巽くんが「あっ、き、京極堂……」って喘いでもしかして記憶戻ったか？！と思うも風呂上がったら逆上せて全然覚えてないとかそんな 巽くんを抱き抱えて厠に連れていく中禅寺さんに「力仕事はしないんじゃなかったのか」って煙草噴かしながら言ってみたら「力仕事はしませんよ。可愛い息子の世話が仕事なわけがないでしょう。それから榎さん、煙草は駄目です」「お前関くんが本当は何歳か覚えてるか？」っていう 中禅寺さんが段々関口君の外見年齢と精神年齢のギャップに違和感を覚えなくなり始めて周りもわりと馴染んできて誰も積極的に元の関口君に戻そうとはしなくなるし中禅寺さんがさりげなく阻害してくる 周りは戻らなくてもまあいいかって諦めてるし中禅寺さんは戻ってくれるなって思ってる そうやってみんなが関口君を求めなくなってから記憶が戻って体の欠損に発狂寸前かつ周囲の人間がさほど嬉しそうでもなくて自分は望まれてないって気づいてしまうって展開は悲劇の基本……！ 京極堂がいつまでも「巽くん」扱いして罪悪感と自己否定で死にたくなるのに一人では死ぬことさえままならない 京極堂に巽、巽と呼ばれて優しく話しかけられる度反射的に「すまない、君の要求に応えられなくて」と謝りたくなる関口君 あまりにも苦しくて榎さんと二人で話したときに「僕を京極堂のいないところに連れていってくれ」と泣きながら頼む 榎さんは少し乱暴に涙を拭って頷いてくれる 榎さんに自宅(関口の)まで連れ帰ってもらって雪絵さんと榎さんの手を借りて生活をやり直していくけど、京極堂ほど過保護じゃないししてほしいことを勝手に読み取って先回りしてくれるわけでもないので少しずつ自分でできることが増えていく。例えば要求を口に出して伝えるとか床を這って移動するとか この何もできない関口君が好きで恍惚さえ感じていた中禅寺さんが関口君に何もできない子供のままでいてほしくて関口君の成長の余地を潰していたんだよ……関口君だってやればできる子だから何もさせなかったんだよ……そうしているうちに歪んでしまって「知人の関口君」は「息子の巽」になってしまった 榎さんは巽くんをずっと「関口君」として扱ってて巽くんが巽くんなのはわかってるんだけどだからって関口じゃないとも思えなくて結局タツミ呼びはするけど対応を変えたわけじゃなかった もとよりああいう人だから別にあれだけどそれもまた歪み 巽くんは榎さんが関口君を起こそうとするから苦手 [＊前] | [次＃] ← |