| 関口って中禅寺から見て何なのだろうという疑問が「知人」発言に常に付随するのだ……友人でもない、家族でもない、ましてや恋人でもないたかが「知人」のために京極堂があれほど尽力するのは何故なのだね…… 京関において最大の難関という感じ 京極堂は他人に期待するか否か 京極堂は「そこに居る」こと以外要求しないから関口君はとても楽なんだけど、それは関口君が京極堂に言外に要求しているからだという 関口巽その人を必要としているのは中禅寺の方であって、関口は中禅寺に拘泥する理由はないのだ、依存対象が変わっても同じように接してくれるなら、あるいは幸せにしてくれるなら顔はどうでもいい。そこで中禅寺に拘る理由があるとするならそれは愛という他ないと思う。 愛がどういうものなのかはわからないけど、「理由はわからない(ないかもしれない)けどその人でなければだめだし、いやだ」と思うのならそれは愛なんだろうと思うから、京極堂の関口への思いは愛だし、雪絵さんの思いも愛だし、榎さんにも旦那にも関口は愛されてると思う。 ただ関口は周りを愛しているのかどうか……木場榎は両思いだし健全だしうんそれは愛だよねって安心して見れるけど、京関は一方通行だし噛み合ってないしどことなく病んだ不健全な匂いがするし愛とは何なのか本当にわからない 中禅寺さんそれアガペーかよなところあるから仕方ない 期待されないことは楽だけど、繋がっていたいと思ったとき、何も求められないのは不安だ 求められないと不安だろう？期待されない、押し付けられない、表面をなぞるように与えられるだけは心地好いだろう、でも君は何か物足りないんじゃないかね。自分の価値、あるいは必要性を信じられないんじゃないかね。生ぬるい快適さに浸されて本当は孤独なのじゃないかね。 [＊前] | [次＃] ← |