「今度は世界が相手だぜ?」
銀河が面白そうに笑う。どこまでも真っ直ぐで、時々私には眩しいくらい。
「もー…竜牙とのバトルの時、超心配したんだからね?」
分かってんの?と言うように問いかける。わりぃ、申し訳なさそうに少し眉を下げて私の頭を撫でるから、何も言えなくなった。また旅に出るんでしょ?また長い間会えなくなる。次に会えるのはいつ?
「…帰ってきたら、真っ先に会いに来てよ」
「あ、それなんだけど、」
視線をさまよわせて頭を掻いてから銀河は続きの言葉を紡ぐ。
「今度はなまえも一緒に行かないか?」
な?銀河は照れたように笑う。ああ、どこまでも、真っ直ぐ。

だから私も迷わず手を取る

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