「ふんふふ〜ん♪」
「なぁ、那津」
「あれ、大我くん?」
「おう。お前もマジバ行くのか?」
「うん、あそこのイチゴシェイクが一番美味しいんだ〜」
「(イチゴ…)そうなのか…」
「大我くんも一口飲んでみる?」
………………………………………
「(…それって、つまり……間接…)」
ブンブンッ
「(何を考えてんだオレは!!)」
「どうしたの大我くん?」
「いや…何でもねぇ…」
………………………………………
マジバに着いてから余計に大我くんの様子がおかしい…。
さっきから本当にどうしたんだろう?
「…大我くん、頼んでたのもう出来てますよ?」
「んあっ!?あ、おう」
「(『キセキの世代』ね……そいつらなら、もしかして…)」
「あ!テツヤだぁ〜」
「那津くん!…と火神くんもですか……」
「ぐおっっ!?」
「どうも。…育ち盛りですね」
「どっから…つか何やってんだよ!?」
「いや、ボクが先に座ってたんですけど…あと人間観察してました」
「テツヤはマジバに来るといつもしてるよね〜」
「(こんなのが日本一の…!?)」
大我くんはやっぱりテツヤと1on1やりたいのかな?
テツヤは受けると思うけど……。
僕もバスケしたいなぁ〜…。
『…なぁ…スケ………ぜ…!』
「…っ!!」
「那津くん!!どうしたんですか!?」
「…何でもないよ、テツヤ!」
「……ところで、ちょっとツラ貸せよ」
「……」
「テツヤ、大我くん、僕も一緒に行っていい?」
「「はい/おう」」
「…息ぴったりだね……!」
「「〜〜っ」」