第一話

誠凛高校―――――……

(部活勧誘すごいなぁ〜…)
そんなことを思っている少年…日向那津。
彼は入る部活を決めているので、その他の勧誘を避けてきた。
そう、……このバスケ部以外を――…。

「にぃに、来〜たよ!」
「うぉあ!!き…急に声かけるからビビったじゃないか…那津」
「知り合い?」
「ん?あぁ、弟だよ。俺の」

「弟ぉ〜!?」

「何でそんなに叫ぶ?」
「あ、僕らってあんまし似てないから、驚いたんじゃないかな??」
「そうか?…でも眼鏡おそろじゃん。俺と那津の」
「あ、そっか!」

「そんなんで分かるか!!!」

「「分かるだろ/でしょ?」」
「つか、そこで驚いたんじゃないよ…」
「んじゃあどこで驚いたんだよ?」

「そりゃあ……(弟くんが可愛いからでしょ!!)…いや、何でもないわ…」

こうして軽いコントをしていると、先輩が……。
いや、先輩を抱えたでっかい人がいた。

「……新入生、来ました…(泣)」

「ほわぁ…でっか〜い……」
「っ…!!……バ、バスケ部って此処か?」

「「………………」」
「(コイツ、那津のこと気に入りやがった!?)」


こうして無事?僕は仮入部届けを渡し早速、放課後体育館に向かった。

うん??にぃに…テッちゃんに気付いてたのかな?
まぁ…帰ってから聞けばいっか!




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