誠凛高校―――――……
(部活勧誘すごいなぁ〜…)
そんなことを思っている少年…日向那津。
彼は入る部活を決めているので、その他の勧誘を避けてきた。
そう、……このバスケ部以外を――…。
「にぃに、来〜たよ!」
「うぉあ!!き…急に声かけるからビビったじゃないか…那津」
「知り合い?」
「ん?あぁ、弟だよ。俺の」
「弟ぉ〜!?」
「何でそんなに叫ぶ?」
「あ、僕らってあんまし似てないから、驚いたんじゃないかな??」
「そうか?…でも眼鏡おそろじゃん。俺と那津の」
「あ、そっか!」
「そんなんで分かるか!!!」
「「分かるだろ/でしょ?」」
「つか、そこで驚いたんじゃないよ…」
「んじゃあどこで驚いたんだよ?」
「そりゃあ……(弟くんが可愛いからでしょ!!)…いや、何でもないわ…」
こうして軽いコントをしていると、先輩が……。
いや、先輩を抱えたでっかい人がいた。
「……新入生、来ました…(泣)」
「ほわぁ…でっか〜い……」
「っ…!!……バ、バスケ部って此処か?」
「「………………」」
「(コイツ、那津のこと気に入りやがった!?)」
こうして無事?僕は仮入部届けを渡し早速、放課後体育館に向かった。
うん??にぃに…テッちゃんに気付いてたのかな?
まぁ…帰ってから聞けばいっか!