もうたくさんだ。お前のそのアイロニックかつセンチメンタルに溺れた自己満足なんて。どうして信じられない。俺達は違う存在で、だから隣にいれるのだと。お前が何を恐れているのかなんて知らない。お前の漠然とした恐怖がお前に何を与えるのかなんて、どうでもいいんだ。
なぁ、あのとき確かに安息を感じられたのは俺だけなのか?温かな怠惰を感じたのは。柔らかく凝った心が溶けていくのを感じたのは。他人とズレているのは当たり前だった。お前だってそうだった。それが…なぁ、そうだろう?
愛だとか恋だとか、そんな言葉じゃ呼べない物だってのは知っている。だけど、それでもいいじゃないか。それでも、こんな風に側にいられたらいいんじゃないか。だからさ、三郎
どうか頼んでやるから
その言葉は、反古にしろよ
さよならを奪い返して
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