此処じゃない何処かへ
どこか清々しい気持ちで鍵をかけた日
カーステレオから流れ出るあてどないナンバー
走り過ぎて往く見慣れた景色
ハンドルを握る貴方の真剣な横顔
濃藍に侵される赤にさようならを



幼なじみの痛み
ずっと一緒に居たのにね
近くて遠い互いの距離
貴方の隣を歩けない日々に涙を
取り持つ気はなかったのに、馬鹿だな
好きだと早く伝えてしまえば良かった



幼なじみの微笑み
何時もと同じ毎日にありがとう
触れ合う暖かな体温に微笑みを
繋いだ手を家の前でも離せずにいた
窓越しにしたキスを決して忘れない
隣を見れば確かに貴方が居る



この想いを肯定して
君が恋しくて
目が合えばそれだけで
触れた手が熱を持つ
堪らない、堪えられない
ずっと好きでいたいと願う

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