∠201-210 はじめまして、恋 遅れてやってきた春 倦怠期も夏バテ 熱すぎる視線 くらりとくらむよる 身をよせて降伏 適わないのは君だけ 喚き散らせば君が来る 退屈しのぎのゲーム 繊細な指先が滑る ∠211-220 声を脳髄に響かせて 胸に咲く花 まあるい涙の真珠 凍る心情 卑猥な唇をひと舐め 淫蕩な香り 背徳が突き抜けた 背に伝う淋しさ ぬるま湯の恋 産声をあげる死体 ∠221-230 死因は呼吸困難による窒息死 明星に復讐を誓う 涙で喉を潤す 辿々しい殺傷痕 刹那の指切り 指先に噛み跡 罪には甘い罰 睦言で胸焼け 息苦しい口づけ 皮膚の下の熱情 ∠231-240 棘に裂かれた気持ち キミとボクを箱詰め 願いを葬る自殺行為 空想遊戯 微笑みの嵐 かくなる上は最終兵器投入 君のきたならしい食べ方 左に走る痛み 厭世的な言い分 偏執的なまでに欲情 ∠241-250 水面に滲む文字 three years letter 胸中でズタズタにした 息するのに等しい好意 すべてを失った日 記憶の軌跡を辿る旅 子供っぽい約束を交わす 机上の空論を棄てろ 息の仕方を忘れて死んだ 胸を打つ鼓動は最後の希望 |