刄gラッシュ! (長文?) 貴方の甘言に惑わされたいと思っても世界が許してはくれないだろう 私はただ貴方と一緒に居たいだけなのに 貴方だけのものになるには私は知りすぎてしまった この取り巻く世界の愛しさに、美しさに だから貴方の隣に立つことは出来ないの 触れた手の先が熱い 刹那の出来事だったのにこんなにも身体は覚えている 嗚呼、なのにどうして貴方は私の前から消えてしまったの 嗚呼、独りで背負わせてごめんなさい こんな私でも愛してくれてありがとう 伝えたいことは沢山あるのに貴方に伝えられないなんて酷い 好きなの、大切なのよ なのにどうして貴方には届かないの、どうして届けられないの 神様どうか教えて 決して逃げられないのだとしても私は抗ってみせる貴方を救い出せるまで 哀しい定めを背負わせてしまっていたなんて知らなかったの 気付いてあげられなくてごめんなさい 今なら貴方の差し出された手を取ってもっと近付ける気がして、手を伸ばす 後少しで触れ合う筈だった手は引き離されて貴方には届かなかった |