大人の恋愛事情〜情事〜

保管庫



「…こんなの…っ、正気の沙汰とは思えねぇ…っ」
「いいじゃねぇか…。俺もお前も…正気じゃねぇってことでよ。二人で狂ってみようぜぇ…」

そう言ってワイシャツを脱ぐこのオッサンは、一匹の獣のように目を光らせて俺に覆い被さる。

「…やらしぃ面」

俺も無意識に舌舐めずりをしていて、こいつと同じ獣のような目をしていたんだと恥ずかしくなった。

「…るせぇ」

顔を背ければ必然とこいつに向けた耳に唇が近付き、乱れた着流しの裾から手が入り込んで股を撫でられた。
今日に限って袴を佩いていなかったことを悔やんだ。

「っ…」
「なぁ、これってどう脱がすんだ?」
「っ…これは」
「脱いで見せろや」
「い…いやだ…」
「照れんなよ…乱暴にしていいってんならいいけど」
「ぅ…」

自分で外せと言われて、腰に巻き付いてるふんどしを簡単に外せるものか。
着物の帯を外すように面倒臭いものを、まだこの状況下で出来るものではない。
顔を熱くして唇を閉ざしていると、足の付け根から股の内側の柔らかいところをしきりに撫でられ、時折ぐっと押される度に腰が跳ねた。
ふと顔をあげてきて目が合うと、口端を上げてニヤリと笑う。

「しっかり感じてんなぁ…まだ何にもしてねぇのに」

早くも反応してしまっている雄をわざと教えるようにゆっくり指でなぞられ、耳に微かに触れる唇とそこから吐かれる息に背筋が震える。
また布越しの優しい感触がますます高める要因となっている。
こいつに与えられる想像以上の快感が急激に俺を浸蝕していく。
衣擦れの音がやたら卑猥に聞こえ、乱れていく自身の息がどこか別のところから聞こえてくるようだ。
最近抜いてなかったから、という言い訳をするよりも早く、巧みに追い上げられていった。

「っ…ぅ…く…」
「…噛むなよ…どうせ俺らしかいねぇんだ。遠慮せず喘いでみ?」
「ぅあ!やめっあぁ!」

指で持て遊んでいたモノを突然扱かれ、制止の声はこいつの狙い通り艶を持ったものになってしまった。
唇を噛んで、歯をくいしばって堪えようとしてもそれを許さぬと言うように、空いていた手が唇をなぞって無理矢理こじ開け、指が口内へ入ってきた。
反射的に逃げた舌を追って指が這い回り、捕えられて表面を撫でていく。

「ん…ふぐ…っぅ…」

くぐもった声を出し、舌で指を追いやろうとしても、下肢への刺激が強すぎてうまく力が入らない。
ぴちゃぴちゃと濡れた音を立てている俺は、逆にこいつをねだるように絡ませているようで。
そんな自分の様子に今更ながら羞恥心が蘇り、今更ながらの抵抗をしていた。

「っ、おい何だよ」
「はな…せ…っ」

指を噛んで口から追い出す。
驚いて手を引いたこいつの肩を力の抜けた腕で突っぱねる。
最初から俺の手は自由だったんだ。
どうしてこいつを殴り飛ばさなかったんだ?
逃げるのは簡単だったのに。
どうして。
ただ。
リキッドはこいつにどうやって抱かれてるのだろう、なんて事を考えてしまったから。


―――『ふんどしってどうやって外すんだろ・・・?』―――


「っあ!」
「…何が気に触った?」

両手を頭上で一括りにされ正面から見つめてくる。
いつもの、人を小馬鹿にしている顔ではなく、俺の機嫌を窺う顔。

「っ…んでもねぇ…」
「……ふぅん。ならいいけど」
「はぁっ…ん、んん…」

労る素振りに怪訝な目を向けると再び雄に指が絡まり、耳の裏から首筋へと舌が這っていく。
反則だよ。遊びじゃないのか?
どうして俺の体は熱くなる?
目を下げれば浅黒く逞しい胸板に喉が鳴る。
いつも見ていた。
ワイシャツの上からでも分かる隆起した筋肉。
俺だって負けないと思ったのは、実際目にするまで。
普段は寝惚けた眼差しも、今俺を舐めるように見つめるその目には、獲物を捕えた獅子の光を宿していて、不覚にも高揚してくる自分に戸惑っている。

こんな風に見つめられたことはない。
触れられた先が燃えそうに熱い。
吐息も、眼差しも、指先も。
全てで俺を翻弄していく。

「っぅん…は、あっあぁ!」

腕を押さえられたまま、耳の穴に舌が入り込んで強い水音がした瞬間、知らず腰を突きだして呆気なくも達してしまった。

「はぁ…はぁ…」
「………」
「…ぁ」

荒い息を整えようとしていると、手に付着した精液をじっと見ているのに気が付いた。

「す…すまねぇ…」

慌てて拭おうと押さえが軽くなった手で半身を支え、辺りに布かティッシュがないか見回したが、なんとそれを舐めてしまっていた。

「っおい」
身を起こして腕を引き、着物の袖で乱暴に拭う。
野郎の精液を、しかも俺のを舐めるなんて。
羞恥心の奥に灯るのは、確かな悦び。

「…濃ぃな。それに、早ぇ。こんな敏感な体でリキッドをヤろうとはな…」
「っ!」

下卑た物言いに突嗟に掴みかかろうと伸ばした手は、容易く阻まれて絡め捕られた。

「そう怒んなや。…まぁ言ったことは本当だがな」
「なっ」

そう言って再び押し倒されたのを返そうとするが、のしかかってくる重さは大したことないのに身動きできないでいる。

「も…やめろ…ぅんっ」

拒絶を込めて頭を振り精一杯抵抗してみるが、一度達して弛緩した体では何の意味も成さない。
特に、組伏せることを得意とするだろう目の前の男には通用しないと、一番初めに感付いていた事だった。
それでも、最後の最後で理性を手放すことが出来ないのは、男としてのプライドか、はたまた本気で抱かれてもいいとどこかで思っている己の心を、拒絶したいせいか。
どちらにせよ、受け入れたら自分が変わってしまう気がしてならないのだ。


―――『越えられない壁』―――



尚も体を這う手から身をよじって逃れようとする。

「他のことなんか考えんな。素直になっちまえよ」

まるで俺の心を読んだように突きつけられた言葉。
思わず押し止めていた力を緩める。

「何を気にしているか知らねぇが…最初に言ったろ?お互い正気じゃねぇって。だから…」
「んぁっ」

乳首をきつく吸われ体が跳ねる。
目だけを下に向けると、胸から顔を離し、喉から耳へと柔らかい舌が辿った。
その口元は妖しく緩められ、青い瞳は俺を射抜くように強い輝きを放っている。

その青に、心が縛られる。
合った視線は、絡めとられ、縫い付けられた。

「素直に気持よくなってればいいんだ…」

言い様覆い被さってきた顔に俺は動くこともなく、重ねられた唇の柔らかさに陶酔してしまった。


―――『思えばこれが初チューだったな』―――


「はぁ…ん…っあ…あぁ」
あの魔法のような言葉に脆くも崩れた理性と体は、こいつの手によって面白いぐらいの反応を示していた。
うつ伏せにされて尻を高く上げ、ローションで濡れた指が深々と後孔を行き来しているのに喘ぎを上げ続ける。
最初こそ痛みに逃げていた腰は、今では指の動きに合わせて揺らしていた。

帯は解かれぬまま裾をたくしあげられて、肌蹴て露になった背中に何度もキスが落とされる。
きつく吸われる度に腰が震え、握り締めたシーツをたぐり寄せた。

「キレイな尻だ……肌目も細かい。足も筋肉ついてんのに筋張ってないから触り心地がいいな…。狼国の男はみんなこうなのか?」
「や…っあ…!」
「……なぁ。初めてじゃねぇだろ、ココ」
「…ぅっ…っ…!」

ぐりゅ、と三本の指で中を掻き回し、反対の手で先走りを垂らし続ける雄を緩く扱く。
わざと前立腺を避けたり決定的な刺激を与えないよう動き回る手に、限界はとっくに近付いていた。
何も答えない俺を急かすよう再び指の出し入れを開始する。

「あっあぁっ…っぅああ…!」

ぐちゃぐちゃと濡れきったそこを激しくえぐられ、達すると思った瞬間、張りつめた雄の根元をきつく握られてしまった。

「ひっや…はな、せ…!」
「…誰に抱かれた?あのオッサンか?まさかガキに遊ばれてたわけじゃねぇよな……?」
「ぅう…っ」
「……誰に拓かれた体か知らねぇけど…随分やらしく仕込まれたな」
「っあ、やめ…っ言うな…!」

塞き止められた雄はビクビクとのた打ち、次いで動きの止まった後孔は物欲し気にひくついている。
自分でも分かるくらい貪欲に蠢き、中を埋める存在を締め付ける。
長くごつごつした指が内壁を擦り、止まっているのにさらなる刺激を欲して腰が揺れだした。

「も…いいから…っ…早、く…っ」
「……いい面だ」

指を引き抜かれただけでイキそうになるのを堪え、肩越しに振り返ると、ベルトに手をかけ股間のファスナーを下ろそうとしていた。
俺が見ているのを意識してか、殊更ゆっくりとファスナーを下ろしていく。
下着を押し上げているモノを目にした時、低い笑い声が聞こえた。
俺は今、どんな顔をしているんだろう。
心臓が一つ大きく高鳴った。
目が潤んで視界がぼやける。
下肢に熱が集中していく。
触れられてもいない尖端から液が溢れた。
赤黒く脈打つそれは、今まで見たこともないほどあまりにグロく、狂暴なまでの存在感で目に飛込んできた。

思わず喉が鳴るほどに。
気付かぬ間にそこを凝視し、指を銜えこの男の雄を欲しがっていたのだ。
「は…っ…早…く…」


―――『疼きに支配される。これが俺の本性』―――


「力抜いてろよ」
腰に手を置いて、後孔に熱い尖端が押し当たると一息間があって入り込んできた。
「はっ…っあ…っ…!」

指とは比べ物にならないほど、圧倒的な質量をもって侵入してくる雄に息が詰まる。
散々慣らされたと思ったそこは、力を抜くこともできず悲鳴を上げて収縮を繰り返す。

「っ…おい、息吐けって」
尻を軽く叩かれ促されるも、あまりの苦しさにシーツを握り締めて頭を振るしかできない。
すると痛みで萎縮していた俺自信に手が回り、優しくあやすように扱かれた。
一番感じやすいところを直接刺激されて否応にも反応を示していく。

「っん…ぅ…っあ」
次第に痛みの中で快感を見付け、無意識に腰を揺らめかせていた。
緩んだ一瞬の隙をついて極太のモノが一気に入ってくる。

「っ、っ…!」
「はぁ…全部入ったぜ…」

奥に突き当たる感覚に目を見開いて声もなく喘いた。

「おい…大丈夫か?」
「ぅ…っうぅ」

生理的な涙がポロポロと溢れ頬を伝う。
抑えようとしても鳴咽は漏れ続け、心臓は早鐘を打っているようだ。

「息吐け…ゆっくりだ…」

慣らす為か、俺の呼吸に合わすようにしばらく体内でじっとしている。
段々と痛みが遠退き落ち着いてくると、今度は体内を埋める熱い鼓動がリアルに伝わり、ドクドクと脈打つ度に内壁が悦んで蠢きだした。

「…っふ…、もう大丈夫そうだな…」
「あぁっ!」

背中で声を聞いた次には腰を掴まれて動き出していた。
最初はゆっくりと。
次第に容赦なく内壁を擦りながら打ち込まれる雄に、知らず嬌声を上げていた。

「は…あっあぁ…んっふぅ…」
「っは…すげ…絡みついてくるぜ…」

揺さぶられて背筋が震えるほどの快楽に目が霞んでくる。

「んぁっや、やめ」
放ったらかしになっていた自身に手がかけられ、律動に合わせて根元から尖端へ強く扱かれた。
背中がピクピクと震えているのが自分でも分かる。
ここぞとばかりに前立腺へと突き立てられて、急速に追い上げられていく。
前と後ろを同時に攻められては堪らない。

「ひっあっあっ…も、駄目、だっ…イクっイっちまう!」

限界を訴え肩越しに振り返り、左手で腰を掴んでいる手に爪を立てた。
「っ!」
「あぁっぅあああ!」
一瞬息を詰める気配がして、奥を深く突かれた瞬間、爪を立てた手を握り締めるようにしてイってしまった。
イった後の余韻に浸る間もなく、片足を乱暴に掴みあげられ声を発する前に無理矢理仰向けになっていた。

「…さっきも出したってのにまだこんなに出んのか…」

視界が反転してふらつく目で見上げる。
言われた言葉を理解するよりも先に、二度目も掌に吐き出した精液を見せ付けて俺の口へと持ってきた。
それを唇に撫でつけて、荒く息を吐く口に差し入れる。
成すが侭にされながら、自分が出したものを舐める。

「苦ぇ…」

呟いた言葉は唇に吸い込まれていった。



―――『想像以上の心地悦さ。嫉妬するぜ、こいつをこんなにしたヤツを』―――


深く口付けながら、ゆるゆると腰を進めてくる。

「はっ…ぁ…も、抜けって…」

身を捩って逃れようとするが、それを許さないように再び強く腰を掴まれた。

「俺は満足してねぇし…あんたもまだまだ満足してねぇよ、な!」
「ぅあ!」

言い様、パン、と音がするほど打ち付けられ反動で背を反らせると、布団と腰との隙間に手が回されて持ち上げられた。

「ひ、あっあぁ!」

肩だけを支えに思う様突き上げられ、無意識に目の前の腕へとしがみついた。

「あっあ、はぁっ」
「は…っ…なぁ…」
「ん、んっぅ…?」
「名前、呼んでくれよ…」

熱い囁きが耳をかすめ、背筋を震わせた。
焦点の合っていなかった目を向けると、俺と同じく快楽に瞳を潤ませて見つめ返してくる。
名前…。
リキッドが何度も呼んでいるのを聞いていた。
あの時は、リキッドの口から響く、こいつの名前に小さな苛立ちを感じていた。
俺の名前を呼んで欲しかったからじゃない。
俺がその名前を呼んでみたかったからだ。


「…は…れむ…」
「そうだ。お前は…何て呼ばれたい?」
「…トシ…って」

「トシ」

「っ、っ!」
名前を呼ばれただけなのに、一気に身体中の熱が高まった。
果てて下を向いていたはずの俺の雄は、ぴくぴくと震えながら再び頭をもたげている。

「ひ、あ、あぁ!な…っ」
「トシ…すげぇ気持いい」
「やっやめ、言うっな…ぁっあぁ!」

トシ、と熱の篭った声で呼ばれる度に、奥を穿たれる以外の快感が湧き出てくるのを止められない。
「褌侍」でも「ムッツリ侍」でも
「アンタ」でもない、俺の名前。
昔、同じように熱っぽく言ったのは誰だっただろう。
今だけは思い出したくなかった。

この男が生む、甘く蕩ける熱に浮かされていたかった。
見上げれば、上気した額から汗が滴り、俺の頬へと落ちてきた。
本当に感じると汗をかく。
せっぱ詰まった息遣いからもそれは伝わる。
ハーレムも、俺と同じように気持よくなっているのだと知って、眩暈とともに視界がくらんでいった。

「あ、あっ……ハーレム…っ」
「っ…トシ」
「ハーレム…ぁっ…ハーレム!」
「トシ!」

夢中で頭を掻き抱き、浮いていた足を腰に絡ませた。
何度も何度も名前を呼び合っては唇を貧り、お互い昇り詰めていく。

「あぁっハーレム…!も、いっ…っイっちまう!」
「俺も…っトシ…中にっ出していいか…っ?」
「はぁあっ!ぅあ、出せよ…っ中に、俺の中に…ひぁ!」

俺の中にハーレムの欲望が吐かれる。それを想像しただけで後孔がきゅうっと収縮して全身が強張った。
目の前がチカチカする。
この男の熱に、イかされる。

「くぅ!出すぞ!」

思いきり深くをえぐられた瞬間、俺は声もなくハーレムと自分の腹へと白濁をぶち撒けた。
奥に熱い飛沫を感じながら、最後に鼓膜を震わせたのは、ずっと呼んで欲しかった名前だった。



『俺の名前、あんたの名前。
もっと呼んでくれ』



久々の過ぎた快楽に、気付けば意識を飛ばしていたらしい。
ひょう、とひんやりした心地よい風に違和感を感じて目を覚ました。

ここは心戦組ハウスで、俺は布団の中でちゃんと寝巻きを着ていて、部屋の中は特に変わったところはない。
一瞬あれは夢だったのかと思えるほど、温もりも匂いも残っていなかった。
ポリポリと頭を掻いて起き上がろうとした瞬間、ズシンとした痛みが腰にきて、中腰のまま固まってしまった。

「……夢じゃ、ない」

腰の奥の方がズキズキと痛む。
普段しない体勢を長くしていたせいか、股関節や体の節々が鈍い痛みを発している。
特に感慨深いものなど湧きはしなかったが、こうして寝巻きを着せられ、清潔に整えられた布団に寝かしてくれたことを思うと、胸の奥に熱が灯るのを感じる。

篭った匂いと熱を逃すために開けられた窓は、全開などではなく、左右少しずつと換気扇が回っていて寒くない程度に空気が流れていた。
よく見ればうちの奴らに怪しまれないようにと、片付けにしろ換気にしろ俺が困らないようにされているのだ。

しばらく窓を見つめ、はっと気付いて時計を見る。
そろそろみんなが帰ってくる時間だ。
先に風呂へ入ってしまおう。
もしかしたら髪に匂いが残っているかもしれない。
特にソージは勘がいいから、ほんの少しの痕跡でバレてしまうかもしれない。
俺とハーレムとの情事が。
腹黒いソージのことだ。
壬生に帰ったら山南や伊東あたりに滑降のネタだと売り込むだろう。
疑いたくはないが有り得ないと言い切れないのも確かで。

それ以上に、アイツに知られたくないと思っているのだ。

(今更……知られようがもう関係ねぇ…)

浮かんだ人物をすぐに消し、そのまま布団に潜り込んだ。
ここにいたという気配も匂いも残っていなかったが、ハーレムが掛けてくれた布団と体の奥に未だある感触に、大きく息を吸い込んで目を閉じた。
明日からどうやって顔を合わそう。
俺は普通にいれるだろうか。


周りのみんなに気付かれては駄目だ。
特にリキッドには、気付かれてはならない。
リキッドとの今を壊したくないから。

この島にいる間は、穏やかな生活を送りたいんだ。
リキッドが穏やかで楽しい日々をくれた。
それをなくしたくない。
俺は、この狂おしく胸を締め付ける思いを抱えたまま、リキッドの側で笑うハーレムを見続けることになるのだろう。


『これが恋なら、あまりに苦しい・・・』
『あーちきしょう。この俺がマジになるとはな・・・』
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