イントロダクション(分岐/思案中)

夢もどき【目高】


→考え直す。


「おや? 違ったのかい? 仕方がない。急かしはしないからゆっくり思い出してごらん。
きみが男だろうが女だろうが、僕にとっては同じようなものだからね」

 彼女は微笑んだままこちらの返事を待っている。どちらでも同じな訳がないだろう。
……いや、曖昧な#name3#が言えた義理ではないけれど。
 さて、じっくり考える時間はある。#name3#は一体、男だったのか、女だったのか、それとも――どちらでもあってどちらでもなかったのか。

「男だった」

「女だった」

「どちらでもない」


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