イントロダクション(分岐/女ルート)

夢もどき【目高】


女ルート確定。



「そうかい、ならば縁起ちゃん。改めて宜しく頼むよ。
とはいっても、僕をパートナーとするかはきみ次第だけれどね」

 そう言って彼女は前後の扉に視線を向けた。白と黒。あの扉が何を意味しているのか、彼女は知っているんだろうか。
 じっと見つめた視線に彼女は小さく笑んだまま前後の間――今の#name3#の状態で言うなら背後のちょうど真ん中を静かに指し示した。

「きみから見て左手に白、右手に黒の扉があるね。それからもう1つ、きみの後ろに灰色の扉がある事には気付いていたかな?」

 もう1つの扉――確かに分かりにくいがそこには彼女の言ったように扉があった。振り返って確認してから頷けば、彼女は上出来だと言葉を続ける。

「あの扉はね、きみの記憶の手掛かりだよ。どれを選択するかによってきみが何者だったのかを確定する重要な選択だ」

 なるほど、やはり重要な役割だったらしい。今一つ実感はないけれど。改めて眺めると、どの扉も実にシンプルで装飾なども施されてはいないようだ。
 彼女の声がする。難しく考えずに直感で選んでごらん。との事だ。さて、どれにしよう。

→白の扉
 黒の扉
 灰色の扉
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