いつだってそうだった。





いつだってあたしは《あの人》と比べられて、





いつだってあたしは《あの人》の関係者で、





いつだってあたしは《あの人》との繋がりで、





いつだってあたしは《あの人》抜きでは見て貰えなかった。





いつだって、あたしに近づいて来た人は、皆《あの人》目当てで…











あたし個人としてなんか、誰も見てくれなかった。














ねぇ、あたしは何?












いつになれば、あたしは”あたし”として貰えるの?












どうすれば、あたしは《あの人》なしで見て貰えるの?












戯言だって、自分ではよく分かってる。











嘆いても嘆いても、何も変わらないんだ。











じゃあ、あたしはどうすればいい?




















あたしは一体…誰?








To be continue...


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