151〜200

月夜の海に笑う影
ゴンドラが運ぶ死
まるで引力のように
波を立てない船
朝の気配が近づく(朝なんて来なければ)
ワイン色の空
すべてが夢でした
振り向かないで、歩いていって
キスをちょうだい。
狡いよ、そうやって笑うなんて

寝ている君の瞼に
クレセントの鍵
尖った笑顔に丸い言葉
ゆっくりと唄うのは君に届くように
ビロードを引き裂いた
水面の鏡
目配せなんてしなくても(手に取るように分かるアンタの気持ち)
これが恋なのでしょうか
愛に愛され殺される
月は朝に隠れて太陽を眺めていた
従えるは比類無き力

拝啓、天国の君へ
言葉を亡くした歌姫
畏れろ。そして惑え
何度も何度も抱き締めた(いなくなってしまいそうだったから)
明日の僕はきっと弱虫
君に出会った、なにかが崩れた
星明かりじゃ見つからない
たとえ覚えてなくとも
千億の契りを破って会いに行こうと思うんだ
扉の向こうはまやかしの世界

奈落からは這い上がるのみ
君とならばどんな運命でも受け入れよう
六道輪廻にさようなら
未完成な俺達
隣で笑うことさえ罪ならば
強者を求める心は渇く
血を流しても守りたい人がいる
光の船は定員数に達しました
風が始まりを告げる
瞳に揺らぐ夢

捨てられたお前、捨てた君
誇りだけ守ってきた
心の中で警報が響いてる
忘れたくても無理でした
氷の仮面炎の剣
傷つくことさえ止めたなら(きっと人間じゃなくなるということ)
鈍い痛みが愛しい
繰り返し、繰り返し。
芽吹いたのは恋心
寄り添い愛



14/75
<< bkm >>
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -