□めぇめぇじゃないわ












パパのお仕事は、プロバスケットボール選手なんだって。プロはお金を貰って活躍する凄い人のことって、保育園の、黒子先生が教えてくれた。


パパと黒子先生は学校のお友達だったんだって。保育園にいるときは黒子先生って言わなきゃ、テツくんは怒るんだ。


征ちゃんと緑間っちもパパの学校のお友達。パパがお仕事で遠征のとき、パパのお友達が泊まりにきてくれる。


明日はパパがお遊戯会に来てくれることになってて、僕は楽しみで眠れなかった。


パパがぐぅぐぅ寝てる横で、じっとパパを見てる。


パパとこうして眠るのも久しぶりだから嬉しい。仮面ライダーの剣を征ちゃんから貰って、指輪の今出てる種類をかずくんと緑間っちからプレゼントされたときより嬉しい。


パパのお鼻をちょっとだけ触ったら、パチっと目を開けたパパと目があって、パパは僕をじっとみてきた。



「んだよ、りょーた、寝れねぇーの?」


「ぅん」



「あー、明日お遊戯会だから、興奮してんのか」




おっきいパパの手が僕の頭を撫でる。




「りょーた、寝ろ寝ろ」



パパは僕のおでこにちゅっと音を立てて、チューした。



「お休みパパ」




「お休みりょーた」





ママは天国にいて、パパと二人だけど寂しくない。




パパがりょーたって僕の事を呼んでくれるだけで嬉しい。





明日のお遊戯会楽しみだな。





なんか眠くなってきたから、寝よう。




おやすみなさい。







END

20130304


青しょた黄親子な話。
ただなにごともなく、平和な話でした(笑)

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