□baby doll
















街で珍しいものを、入手した。





購入の際、隣にいたイヌに「おまえに使う」と宣言すると、イヌは赤面して耳まで赤く染め上げた。








職務を終わらせ自室へ二人で戻る。







黄瀬は俺と同じ部屋で過ごす。24時間一緒だ。






先に風呂に入らせ、下着をつけて置くように命令して、俺は風呂をすます。





風呂上がり、ベッドへ向かえば、従順なイヌが購入した下着をつけてベッドの上に座っていた。




するするとした生地と桃色の透けたセクシーランジェリー。




ネグリジェは胸の飾りも臍も透けて見える。女ものの下着は腰骨あたりからリボンがついており、紐のように細い。



そちらもレースで透けており、金糸の柔らかな茂と性器立ち上っている様が、簡単にみてとれた。





「後ろ、向けよ」





言われるがまま、後ろを向く黄瀬。



美しい背中側にまわると薄手のレースがひらひらと揺れ、頼りなさげに体を包んでいる。




尻はまる見えで僅かな部分のみを覆っているが、それも半透明でなので、意味をなさない。




近づき、ベッドに上がるとぴくりと黄瀬は身を震わせた。





いつもと違う下着をつけて、黄瀬も緊張しているらしい。






背後から抱きしめ、ネグリジェの中に手を入れると「大輝様……」と小さく名前を呼ばれた。





「あー?」





適当に返事をして、耳を舐める。手は尖った粒をもっと固くするために動かし、つねる。






もう片方は下着の中に手をいれ、包み込みやわやわとこちらももっと硬くするために刺激する。





悶え、涙を流し猫背になる黄瀬の姿勢をよくさせ、胡座をかいた中にすっぽりといれ、また刺激を繰り返す。





身もだえる黄瀬の耳の中や汗ばんできた襟足を舐め、適度に歯を立てて、味わってやるとはあはあ呼吸を荒くして、涎を垂らす。




「大輝様、意地悪しないでっ」




「してねーし? お前を可愛がってるだけだろ?」




膝だちにさせ、抱きしめながら、尻を撫で、後ろの一点を探り当てる。毎日俺のを銜えさせたそこは指さえも嬉しそうに迎えいれた。





「アっ」




「足閉じるんじゃねーよ」






指はずぶ、ずぶ奥まで入り、前立腺を触ると、白濁が飛び散った。ほとんど下着の役割を果たしておらず、白濁は俺にもかかる。




形を変え柔らかくなった、ぬれそぼった性器を包み込み撫で回すと、再び少しずつ固くなっていく。




「黄瀬、これ、下脱げ。気持ちわるいだろ?」




こくんと首が縦に降られたので、薄い下着から手を抜く。





左右両の手は黄瀬の分泌液でぬるぬるになっている。




羞恥に顔を染め上げながら、そっと下着を下ろす黄瀬を視姦していると、下着はべったりと黄瀬のさっき出したものが大量について、下ろす際、糸をひいた。




ぬめぬめとした下着。




前から後ろに手をやると、股も白濁の名残がつき、ぬるぬるする。




「もうこれ使えねえよなー。お前洗ってこれまた穿くか? なんなら新しいの買ってやるよ」




笑って、黄瀬の顔をみる。羞恥心を煽る言葉を選び、恥ずかしがる顔を見下ろせば、案の定黄瀬は涙を浮かべて、懸命に縋ってきた。





「っ、大輝様、今日は意地悪っス」




「ははっ、意地悪とかほめ言葉にしか聞こえねえよ。さて、どうして欲しいか言ってみろ」




「……優しく抱いて欲しいっス」




「いいぜ?」






上のネグリジェを脱がせ、ベッドに押し倒せば、期待に目を輝かせつつ、黄瀬は俺の首に手を回してくる。




優しく抱いて、そう願われたが、結局は本能のままに腰を衝き動かす俺を、足を広げ、性器を固くさせ、当然のように慶ぶ黄瀬。




初めてあった時は鋭く殺気をぶつけてきた目は、今は、俺が愛しくて堪らないと涙を浮かべて口以上に愛していると語ってくる。




柔軟性のある体は多少無理な体制をさせても、痛がらない。だからより深く繋がれる。慣れたもので、俺の性器はすっぽりと黄瀬のナカに収まる。





揺さぶりを激しくし、体制を変え、生き生きと活動し脈打つ内壁に己の遺伝子をたたき付ける。





明日黄瀬が使い物になるかわからないほどに、長く絡み合うことで、黄瀬が俺から離れることのないようにマーキングを繰り返した。




黄瀬の細い首に嵌まる首輪に、涎は垂れおち、革製のそれは色を変えていく。




煽情的な光景を視野に入れて、俺は嗤う。




茹だる快楽に身を任せ、俺に縋り付く黄瀬は、立派な俺のイヌだ。支配欲も性欲も統べて満たす俺のイヌ。




「だい…き…さま、もっと……愛して……」




唇を寄せ、俺の耳にそっと囁かれる声は熱に浮されていて。






「今夜も死ぬほど可愛がってやるよ」と耳に舌を捩込み、伝えると汗をこめかみから垂らしたイヌは嬉しそうに微笑んだ。






END





20121228





狂月ちゃんのところにお供えした(笑)相互記念小説自サイトでもUPしました。
ちょっとだけ表現が変わっていたりします。





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