□財産共有
怯え、震える華奢な体。猿轡の役目のタオルは唾液で濡れて、気持ち悪そうだ。
紫原は黄瀬を封じていた大きな手でタオルを外して、変わりに指を突っ込み口を犯す。
足は緑間が封じ、締まったふくらはぎを嘗める。
懸命に首を振る黄瀬に指を噛まれた紫原は、黄瀬の縮こまった性器を握った。力強く握られ、黄瀬は固まる。
「ひねりつぶされたくなかったら、いい子にしててねー黄瀬ちん」
黒子はカメラを回し、赤司はその様子を眺める。
「敦、青峰が一番懐かれてたから、一番は譲ってあげよう。黄瀬もそれがいいはずだろうから。あとはあみだくじで決める」
「えー、赤ちんが言うなら、それでいいけどーじゃあ俺一番右ー」
「左から二番目にするのだよ」
「僕は一番ひだりがいいです。あ、ちゃんと僕の番はカメラ変わって下さいね」
「分かっているのだよ、黒子。それより手ブレなどせずにきちんと写せよ」
「分かってます」
「さて…残りものに福はあるかな」
今まさにチームメイトを手籠めにしようとする中、彼らはあみだくじをやりだす。
その様は中学生そのもので微笑ましい光景だが、内容が常軌を逸脱していた。
あみだくじは下までたどり着き、順番が決まる。
数分前、チームメイトたちにシャワー後、体育館の倉庫に呼び出された黄瀬。
桃井の誕生日プレゼントをどうするかの相談だと思い込んでいた。
倉庫を開けるとユニフォームをまだ着替えてないメンバーもいて、「今日はゆっくりっスね」なんて平和なことを考えていたが、いきなり押さえ込まれ、シャワーの後で脱ぎにくいTシャツを破られ、裸にされた。
何がなんだか解らない状態で、黄瀬はタオルを口に突っ込まれたのだった。
青峰は見せ付ける様に、ゆっくりと制服に手を掛け、ベルトを外す。
茂の中にある浅黒いそそり立つそれ取り出すと黄瀬は、体を凍りつかせた。
圧倒的な力で捩伏せられ、抵抗することも出来ない。ただ震えているだけ。
緑間は掴んでいた足から手を外し、近くにあったローションを紫原に渡す。
紫原は「このローション美味しいー」と興奮し、後ろから黄瀬を抱え、M字に開かせ、穴に長い指を突っ込み刺激を始めた。
「ひ、ぅ!!」
ズームし、そこをとる黒子。
「んだよ、俺が一番、じゃねーの?」
「まぁいいじゃないか。青峰は一番に黄瀬にそれを上げて喜ばせることができるんだ」
赤司の一言に納得したが傍観者なのはつまらないらしい青峰は、紫原の指が入る穴に、指を二本突っ込みバラバラと動かした。
「彼、絶対始めてですけど、前は触らずに後ろだけでイかせるんですか?」
ビデオを回しながら、黒子は赤司に問う。
「そうだよ、これからずっと黄瀬は俺たちキセキのものだから、後ろでしかイけないような淫乱な体にしてあげなくちゃ」
「……そうですね」
後ろを解し終わり、紫原はツプッと指を抜く。黄瀬を俯せにさせると、両手をまた押さえつけた。
青峰は黄瀬に乗りかかり、穴に己を埋めるべく先を入れはじめる。
「ちっ、狭っめーわ」
「処女だから仕方ないよー、峰ちん」
「傷がつくのはよくない、丁寧に扱うのだよ、青峰」
「へえへぇ」
青峰は一旦抜いて、穴に顔を寄せ舌を中に入れる。
ぬるりとした生暖かい舌が尻の中に入る感覚に太股を震わせ、黄瀬は涙した。がくがくと震える体を青峰の片腕が支える。
解し終え今度は、と、青峰はやっと、奥までゆっくり入り動く。ぐっちゅぐちゅと水音は漏れ、振動で黄瀬の体は前後した。初めてだとは思えない内壁が包み込む感覚。柔らかく肉棒をとろけさせる、名器そのものだ。
青峰が中で果て、ずるりと抜く。「あー、気持ち良かった」
汗を垂らし、青峰はスポーツドリンクを飲んだ。
「次は俺ー」
柔らかくなったそこに、紫原の凶器は突っこまれた。
大きな体に覆われ、黄瀬は腹に手を回され尻だけ高く突き出す格好になる。
激しく動かされ結合した部分はグチュグチュと音が漏れる。
深く繋がるそこを黒子はまたじっと無言でビデオに納めた。
大量の白濁を中に解放し、紫原は黄瀬の中から名残惜しそうに出る。
「足りなーい。お菓子ー」
買いだめしていた袋をとって食べだす紫原だった。
「次は僕です。緑間君変わって下さい」
黒子はテクニックを使い黄瀬を何度もイカせる。
ぐじゅぐじゅと結合部の白濁は泡立ち出す。
四人目となり、結合する場所は抜き差しで赤みをおびてきている。
緑間は長い時間黄瀬の中を堪能する。
優しく粘っこく、ゆっくりと出し入れをする。
太ももは皆が出した残骸でぬるぬると滑り、床に小さな水溜まりができるほどだった。
赤司は黄瀬の口だけを使い、奉仕を教える。
「たいして気持ちよくない、下手だな。黄瀬、うまくできないなら明日は練習2倍にしようか」と辛辣な言葉を浴びせる。
黄瀬は酸欠になりながら、赤司のものをくわえ込む。緋色の柔らかな毛も口に含んでしまい、黄瀬はむせる。
苦い液体が少しずつ喉奥に零される。
きつく髪掴み、ふっと笑い赤司は黄瀬の顔に白濁を零した。
髪に頬に生暖かい液体は欠けられ、どろりとした液体は重力によって下へ垂れていく。
赤司はメンバーを視界に入れ呟く。
「財産共有もなかなかいいものだね」
END
20121010
ただのEROTIC。初キセ黄でしたー。共有財産黄。皆黄が好きだけど、誰か一人選ばれるのも嫌よねーてなってこんな事に……。
黄ちゃんが可哀相な展開でごめんなちゃい。