□HELP ME!オヤコロ様









「オヤコロ様、オヤコロ様!もう限界っス! またジャイ峰がぁぁぁー!」



365日、いつでも側にいてくれる、涼太の守護霊、オヤコロ様。

今日も今日とて泣きつく涼太に頼られ、どろんと実体化する。




赤い髪に、双方違う色の瞳。普段は見えない姿だが、涼太のピンチには必ず必殺武器のハサミ持って、悪い奴を成敗してくれる、超絶イケメン、オヤコロ様。





四次元ポケットはないけれど、魔法のハサミを手にすれば、オヤコロ様は無敵なのだ。




「今日はどうしたんだい?」




ギュッと抱き着いてきた大事な子を優しく包み込み、オヤコロ様は事情を聞く。




どうやら涼太は、同級生の青峰大輝(通称ジャイ峰)にセクハラされたらしい。



「ひどいっス。ズボン脱がされそうになったんスよ!」




「なるほど、酷いことをするね(ジャイ峰なかなかやりおる…!)」



ワンワン泣く、涼太。オヤコロ様はジャイ峰を成敗すべく、涼太と共にジャイ峰を探すことにした。


道中、スネ緑に会い、ラッキーアイテムの自慢を小一時間され、へとへとに。うっかり入浴中の黒子ちゃんを除き見てしまい散々な目にあった(※涼太だけ)。



うろうろするが、なかなか、ジャイ峰と遭遇しなかった。


ジャイ峰の家を訪ねると近くのバスケットコートにいると、ジャイ峰の妹の敦子が教えてくれた。



バスケットコートへ向かうことにした。敦子もついてくるらしい。



ジャイ峰はどうやらバスケットに夢中だったようだ。


ギャラリーが沢山いて、先程会ったスネ緑や黒子ちゃんも集まっていた。



「よぉ涼太。また、のこのこオレ様の餌食になりにきたのか?」



ニヤニヤと笑うジャイ峰。


オヤコロ様はいつの間にか実体化し、すたすたとジャイ峰の前まで移動した。「頭が高い」と恐ろしく低い声が皆の頭に響いた。




オヤコロ様は無表情でジャイ峰の制服の腰パンしていたベルトをみじん切りにした。なんと華麗なテクニック。皆惚れ惚れだ。


ジャイ峰のズボンはストンと落ち、ハートマークのちりばめられたパンツがまる見えに。



ジャイ峰は発狂し、廃人と貸した。



「涼太のパンツを見てもいいのは僕だけだ!」



捨て台詞を言って、ハサミを閉じるオヤコロ様。


涼太だけが目を輝かせ、オヤコロ様を褒め讃えている。











今日も今日とて、オヤコロ様はハサミを磨ぐ。いつでも大事な涼太を助ける為に。







END




スッゴくくだらないネタ(笑)突発的な意味不明文でした。
本当は悪魔オヤコロ様と、契約する黄瀬ちゃんを書く予定でした(笑)


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