「陛下、好きです」

「なななななな何をいきなり…!」

「ずっと考えてたんですけど、ネクロスから離れられないのは愛してるからなんです」

「いやしかし余は仮にも国王で…」

「ええ、知ってます、だからお願いに来たんです」

「な、何をだ…」

「好きだからこそ、愛してるからこそいえることですけど……」

「む……」

「……ああっ!やっぱり言えない!恥ずかしいです!」

「それは……告白か?」

「もうっ、陛下は何でもお見通しですね!」

「や、やはりか……ならば余から言わせてもらおう」

「なんでしょう?」

「余はお前が不死者でも構わない、どうせ余は魔族のはしくれ、長生きだからな。お前がそう望むのなら幸せになろうではないか!結婚届ならほらここにある、あとはお前の名前を書くだけだ」

「……は?」

「……え?」

「いや僕はワインの話を…」

「……え?告白って」

「僕の褒賞をワインにしてもらいたい、と……」

「……。」

スパッ!
コロコロコロ……

「ぎゃあああああ何で首斬られたんですか僕!」

「黙れ!地獄に堕ちろ!」



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