「ネフィリム様、ネフィリム様」 「なんだ、うるさいぞ」 「今日は何の日か知ってますか?」 「……何の日なんだ?」 「ねこの日です」 「……」 「にゃんにゃんにゃん、と」 「アルケイン、お前……そういうことだけは詳しいな」 「……褒めてませんよね、それ」 「勿論。で、何を考えているんだ?」 「それはもちろんねこ、」 「耳がどうしたとかそういうことじゃないだろうな?」 「あっ……まあ……そう、です……ね……」 「なんだ、随分歯切れが悪いじゃないか。……言ってごらん?」 「ネフィリム様、なんか、サディスト……」 「ん?」 「あ、いえ何でもないです」 「で、なんだ」 「……怒りません?」 「多分」 「……」 「余の機嫌がいいときに言ってみた方がいいぞ?」 「……ねこみみ、つけません?」 「なんだそんなことか、いいぞ」 「ですよね、ダメですよね……っえ?」 「どれだ?余に似合うものを出せ」 「えっ、じゃあ黒猫で……」 「こうか?」 「……イイ!」 「ふふん、余は何でも似合うからな!」 「でもどうして今日はそんなに機嫌がいいんですか?」 「フェルトに尻尾をつけてもらった」 「……ノリノリ陛下、萌え……!」 Back |