「ネフィリム様」

「なんだ?」

「パンツ履きましょう」

「いやだ」

「いやだ、って……寒いじゃないですか」

「……寒くないぞ」

「そんな意地張ってないで、ほら、履きましょうって」

「いーやーだー!」

「あっ、逃げるの禁止です!待って!」

「ばーか!ばーか!ぱんつなんか履くものか!」

「ちょ、そんな言葉どこで覚えたんですか!可愛いだとか思ってませんからね」

「フェルトがよく言ってるぞ、アルケインはばかだから風邪なんか引かないって」

「……」

「ほう、図星か」

「もうそれでいいですから、パンツ履きましょう」

「やだ」

「もうノーパンでいい時期は過ぎましたよ、パンツ履きましょう」

「いーやーだー」

「どうしてそんなに嫌がるんですか……」

「お前の趣味がおかしいからだ」

「ん?おかしくないですよ?」

「いや、おかしい。余はそんなパンツなんか履きたくない」

「えー」

「えー、じゃない!……っくし」

「ほら、寒いじゃないですか。パンツ履けば今より暖かいですよ」

「いやだ!そんなぱんつは履かぬー!」ダッ

「あっ、……逃げ足は一人前ですね……。……いいじゃないですか、カボチャパンツ。」




****




「ネフィリム様は大人になってもパンツだけは履きませんよねえ……」

「フン、幼少期にカボチャパンツを持って迫られたらパンツ嫌いにもなるだろう」

「え?そんなに迫ってましたっけ?」

「あれは一種のトラウマだ」



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