「陛下あああああ!!ぐべっ」

「……ワインの飲み過ぎで昼間から泥酔か、いい身分だなアルケイン」

「ち、違います…ちょっと重くて躓いただけです……」

「それで余に何か用か?……む……その山は…?」

「あっそうでした。陛下、城の前に兵士から手紙と献上品が山のように……!これはほんの一部で……」

「手紙?その制度はもう終わっていた気が……」

「いや、そのままの意味の手紙です」

「ほう!らぶれたー、か!」

「……えーっと…まあ、そんな感じですね」

「ほうほう!それで、何が書いてあるのだ!?」

「(わくわくしてる陛下萌え…!)じゃあ読みますね……って言っても多すぎて…」

「じゃあ…これ」

「あ、はい。『ネフィリム様、その艶やかで麗しい髪がとても素敵ですね!』」

「ふふん!そうだろう!手入れには時間がかかっているからな!」

「…続きます、『私、頑張って出撃してネフィリム様の直属になります。そのときにはその髪をくんかくんかさせてくださいね!ハァハァ』……です」

「…………。」

「…………。」

「…………頑張れ」

「いいんですか、それで。」

「……まあ、大陸制覇してくれればそれでいい、かな…」

「え、じゃあ僕もくんかく、」

「んかする度に葡萄の木が1本焼失するぞ」

「……ごめんなさい」

「うむ」


Thanks Clap!!





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