形勢逆転?
☆ウィッチの薬で折角青年になったラグナスが縮んでしまいました
「ど、どうして俺がこんな目に…」
「ま、まあまあ、落ち着きなよラグナス…」
「頑張ってレベル上げたのに…」
「…でも、小さいキミもとっても可愛いよ?」
そう言ってアルルは俺を自分の膝の上に乗せる、好きな人の膝の上に乗る、って…なんだか照れ臭くて顔が熱くなっていく。
「こ、子供扱いはやめてくれよ…」
「じゃあ、これでどう?」
−−ちゅっ
「−っ!!??」
「あはは、真っ赤になっちゃった!本当にラグナスは可愛いね」
「かっ、からかうのもいい加減にし−」
ぽんっ
「え」
「あ」
乾いた音をたてて俺の体が元に戻る、アルルは目を真ん丸にして固まっていた。
−攻守交代だ
「よし、覚悟はいいよね?アルル」
「え、ちょっと待っ−」
「残念、待たない」
「そ、そんな、ラグナス−っん…」
「俺の事を可愛いなんて言った罰だよ」
…一方その頃、ウィッチは水晶片手に様子を覗き、俺ことシェゾは隣でそれを見ていた。
「ふふふ、ラグナスさん元に戻ったみたいですわねー」
「全く…で、あれは何の薬だったんだ?」
「好きな人の口づけで元に戻れるお薬ですわ〜っ!」
「なっ、ら、ラグナスぅぅううぅっ!!??」
「あら〜?シェゾさんって鈍感でしたのね、ラグナスさんずーっとアルルさんにアタックしてらしたのに…まあいいですわ、シェゾさーん、早くしないとラグナスさん、アルルさんにあーんなことやこーんなことしてしまいそうですわよー?」
「何っ!?ラグナス貴様アアァァアアっ!!!!」
☆おまけ☆
「おのれラグナスめ…アルルは俺がもらったあ!!」
「なっ!?ヘンタイは引っ込んでてよ!!」
「ウィッチ…あの薬高いの…?」
「今すぐにでもお渡し出来る程お手頃ですけど…欲しいんですの?」
「…いや、あ、あの…あ、アルルがまた…きっ、キスしてくれるかなと…思って…」
「そういうことでしたら差し上げますわ!どうぞ」
「! あ、ありがとう!」
−−−−−−−−−−
星野けい様の相互リクでラグアルでした。
けい様のみお持ち帰り可です。
私の中でのラグナス像はおバカ勇者と純情イケメンの二種なので今回は純情イケメンっぽく書けてたらいいなあw
けいちゃんリクエストありがとうございました。